Quantcast
Channel: 逝きし世の面影
Viewing all 2088 articles
Browse latest View live

この国で信用できる情報は天気予報だけ

$
0
0
注目の人 直撃インタビュー 芥川賞作家 中村文則- この国で信用できる情報は天気予報だけ- 2018年6月14日 日刊ゲンダイ

首相が言うことが絶対のこの国では何かを調べようとすると、公文書や調査データが廃棄されたり、捏造されている可能性がある。何も信用できない。信用できるのはもう、天気予報だけですよ。後から答え合わせができますから。安倍首相の言動とあれば、何でもかんでも肯定する“有識者”といわれる人たちも、いい大人なのにみっともない。


政治学者ローレンス・W・ブリットの「ファシズムの初期兆候/Early Waming Signs of Fascism」の全部の項目にピッタリ一致していた安倍晋三(自民党)政権

安倍政権が知的エリート集団だったら とっくに全体主義っぽくなっていた
モリカケ 問題は犯人が自白しない二流ミステリー
普通に考えれば、明らかに可笑しいことまで擁護する。しかもメチャクチャな論理で。この状況はかなり特殊ですよ。この年まで生きてきて、経験がありません。
正直言って、やり方がヘタすぎる。絵を描いた人がヘタクソすぎる。こんなデタラメが通ると思っていたことが稚拙すぎる。根底にはメディアを黙らせればいける、という発想もあったのでしょう。



作家・中村文則氏が警鐘 「全体主義に入ったら戻れない」2018年6月18日 日刊ゲンダイ

ウソとデタラメにまみれた安倍政権のもと、この国はどんどん右傾化し、全体主義へ向かおうとしている――。そんな危機感を抱く芥川賞作家、中村文則氏の発言は正鵠を射るものばかりだ。「国家というものが私物化されていく、めったに見られない歴史的現象を目の当たりにしている」「今の日本の状況は、首相主権の国と思えてならない」。
――「現憲法の国民主権を、脳内で首相主権に改ざんすれば全て説明がつく」



『加計と日大問題  トップの逃避 ファシズムの病理』 2018年6月17日 毎日新聞

安倍政権のモリカケ疑惑と、日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題は似ている--と、ちまたで言われている。本当か。加計学園問題に焦点を絞り、日大の問題と実際に比べてみた。すると、トップやその周囲が現場の告発を否定する構図は共通し、関係者の発言までそっくりだった。二つのケースの奥に潜む日本の政治や社会の病理を探る。

『加計学園疑惑と日大問題の既視感』
アメフト部に例えると、
前川喜平選手。『和泉コーチ(首相秘書官)を通じて安倍監督から岩盤規制をつぶせと言われた。加計を念頭に置いた特別の指示だった。』
和泉コーチ、柳瀬コーチ、『監督からの指示は無かった。前川選手には「思い切り行け」との一般論だった。』
安倍監督、『加計学園のために指示したことはない。コーチらの発言は精神論だ。』

『責任 現場に押し付け』
本来組織の代表が率先して謝り責任を取るべきだが、末端が責任をとって上をかばう、この姿は既視感がある。かって政治学者の丸山真男は戦前ファシズムの特徴として、権力に近いほど罪が許され、遠いほど法が適用され責任が問われる現象を『抑圧の移譲』と呼び権力側の責任逃れを『無責任の体系』と表現した。安倍政権も日大も基本ソフト(OS)が戦前と同じ『末端だけに責任を押し付け、権力側が責任を問われない』だったのではないか。二つの問題の構図は全く同じだった。

菅野完事務所‏ @officeSugano 5:07 - 2018年6月17日

なんかさー。名誉革命から400年ぐらいかけて人類があちこちで試行錯誤して構築してきた「議会制民主主義のお約束」を、こんなに勝手に単に「行政の長を庇うだけ」のために軽々しく毀損していっていいんかな。

まあ安倍政権て保守政権じゃないんだろな。極左冒険主義政権なんだろ。



『歴史の偽造は、何も右翼国粋主義の愛国者や低能ネットウヨの専売特許ではない』

池上彰のように『過去に北朝鮮に何度も騙されたから将来的にもまた騙される』などと言っている日本人有識者達 。(1937年に盧溝橋事件が起きた時もヤッパリ政府にやすやすと騙されて、その後に煮え湯を飲まされている日本の過酷で哀れな歴史を丸々知らないらしい)
森友学園や加計学園に限らず北朝鮮問題にかんしても、今現在、日本政府(安倍晋三)に『騙されている』との認識が丸ごと欠場しているのである。(フクシマに関しては共産党など左翼を含めて全員が『騙されたふり』で誤魔化していた。怖ろしい真実を知りたくない。嘘でもいいから幻想が続いて欲しいのである)

金子勝‏ @masaru_kaneko 15:50 - 2018年6月17日
【メディアの「中立性」】
安倍政権は外交でも内政でも大きな失敗ばかりなのに、政権の失敗を正面から批判するメディアがほとんどなく、御用達を集めて「解説」する異常さ。
とくに北朝鮮問題では出てくるコメンテーターで安倍政権の失敗を正面から批判するのが皆無というのはすごすぎる。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月16日
【嘘つき五輪】
嘘答弁を繰り返し文書改ざんを引き起こす首相に、(文藝春秋記事が本当だとすれば)公選法違反である経歴詐称の都知事の下に、東京オリンピックが開催されることになる。これは「国威発揚」の「祭典」どころか、国際的恥さらしの狂典になりかねないだろう。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月16日
【都知事文書ねつ造疑惑】
文藝春秋今月号の「小池百合子 虚飾の履歴書」が面白い。小池百合子都知事はカイロ大学首席卒業だいというが、実際は卒業していない疑い。文春は「卒業証書」も偽造だという。文書ねつ造はアベ夫婦絡みだけではない。前原氏の間抜けぶりが際立つな。

世界史的な『冷戦崩壊』が起きても日本列島では一切何も変化しなかった巨大で強固な『ガラパゴス』(サンクチュアリ sanctuary  聖域)
★注。
冷戦崩壊と同じく、やはり歴史的な6月12日米朝首脳会談開催でも、マスコミとか有識者たちは同じく『何も変化していない』風を装っている我が日本国。
ところが、お隣の韓国では米朝会談の翌日に投票された統一地方選で旧パク・クネ与党(韓国党)が壊滅状態に陥る大激震が起きていた。(1年前に成立していたムン大統領派が大躍進。韓国では政界地図が一変する)
しかし我が日本国でも米朝会談以後、2年間もマスコミが挙国一致で誤魔化していた緑タヌキの学歴詐称がとうとう暴かれたり、毎日新聞の『トップの逃避 ファシズムの病理』とか芥川賞作家 中村文則の『この国で信用できる情報は天気予報だけ』など、(必死で『真実』を隠しているが)超巨大なガラパゴス島(日本)でも水面下ではとうとう大変化が起きているらしいのである。




志位和夫ツイートに大反響!先ずパチンコだ

$
0
0
志位和夫‏認証済みアカウント @shiikazuo 17:58 - 2018年6月18日

カジノ実施法の最大の問題点は「刑法が禁ずる賭博をなぜ合法にできるのか」という根本問題だ。公営ギャンブルには「公益性」を理由に違法性を阻却する論理があった。しかし今度は「民設民営」。米国カジノ企業が日本人から金を巻き上げる。このどこに「公益性」があるか。説明ないまま強行は許せない!


日弁連カジノ・ギャンブル問題検討ワーキンググループ座長の新里宏二弁護士

「カジノ実施法案」衆院通過、日弁連が反対声明「法秩序全体の整合性を損なう」日弁連の会長声明

6月19日でカジノ実施法案衆院可決で日本弁護士連合会(菊地裕太郎会長)は、『日本の刑法では、賭博行為は犯罪とされているが、公営ギャンブルについては例外的に違法性阻却(違法性の否定)されている。カジノ実施法案は、行政機関がえらんだ民間事業者がカジノ運営することを解禁するもので、「法秩序全体の整合性を著しく損なう」』と同法案の廃案をもとめる会長声明を発表した。


@MonMasa52
山本太郎議員、よく言った! 
「パチンコやスロットの規制をせずに、どうして次の賭場を開くようなことさせるんだよ! おかしいだろって!!」

パチンコ業界大手の企業名まで具体的に出したことに、議場は騒然
だが、山本氏の叫びは、間違いなく国民の多くの声を代弁





6・12米朝会談 「終わった」朝鮮戦争

$
0
0
『米兵の遺骨、北朝鮮から返還 トランプ氏、演説で公表』6/21(木) 朝日新聞デジタル

トランプ米大統領は20日夜、米中西部ミネソタ州ダルースで演説し、朝鮮戦争で消息不明となった米兵の遺骨が同日、北朝鮮から引き渡されたと語った。シンガポールで12日に開かれた米朝首脳会談で、北朝鮮が米兵の遺骨の回収や引き渡しに努力することで一致していた。
トランプ氏は演説で、米朝首脳会談の成果を誇るなかで「我々は偉大なる犠牲となった英雄や遺骨を取り戻した。実際に今日、すでに200柱が送り返された」と語った。ただ、どのような形で返還されたかなど、詳細は明らかにしなかった。
ロイター通信などは19日、北朝鮮が数日内に引き渡しを始める可能性があると報道。当局者の話として、遺骨は在韓米軍に引き渡された後、ハワイのヒッカム米軍基地に移送される可能性があるとしていた。
米朝首脳会談の共同声明では「すでに身元が確認された人を含め、戦争捕虜や行方不明兵の遺骨回収に努める」ことに合意していた。トランプ氏の発言が事実なら、北朝鮮が迅速に約束を履行したことになる。
米メディアによると、1950~53年の朝鮮戦争で消息不明となった米軍関係者は約7700人。北朝鮮内には、うち約5300柱の遺骨が残ったままだとみられている。(ダルース=土佐茂生)
. 朝日新聞社



『南北境界の店から反米土産消える』2018年06月21日 スプートニク日本

反米シンボルがあしらわれた土産物が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と韓国の境界線近くの非武装地帯北側にある土産物店から消えた。複数のツアーオペレーターの情報として、ロイター通信が20日に伝えた。
同通信は、中国のオペレーター「Koryo Tours」の経営者、サイモン・コケレル氏の、「そのような土産物は常にとても人気で、過度に洗練されてはいなかったが、現時点で全て片付けられている」との言葉を伝えている。
「Young Pioneer Tours」社の代表者は、「我々のところでは、シンガポールで行われた(米朝)首脳会談の3日後に、平壌から非武装地帯に出かけたグループがあった。我々はその場所で、土産物店で観光客に何が売られているかということの変化に気づいた。反米主義から、農業やスポーツ、地元経済の発展の方向に力点が移されていたのだ」と明らかにし、「このことは、非武装地帯以外にも関係している。金日成広場の周りや(平壌の)店で私が普段目にする反米ポスターも全て、ただ単純に消えた」と述べている。







『弾道ミサイル訓練中止へ』 2018年6月21日 11:11共同通信 フラッシュニュース 沖縄タイムス

政府は、北朝鮮の弾道ミサイル発射を想定し、2018年度に全国各地で予定していた住民避難訓練を中止する方針を固めた。現時点で北朝鮮が弾道ミサイルを発射する可能性は低いと判断した。政府関係者が21日明らかにした。
(共同通信)



聖書の教えならトランプ大統領は“神の子”? 福音派とマッチする「アメリカ・ファースト」の姿勢  「今回のトランプ大統領の行動は平和を実現している」2018年06月19日 Huffington Post

トランプ大統領が12日米朝首脳会談後に米韓合同軍事演習を「戦争ゲーム」と呼び中止を表明。これまで対北朝鮮強硬派として知られたハリス前太平洋軍司令官(駐韓大使に指名)は14日、議会での公聴会で「米朝会談の後に状況は劇的に変化した。我々は主要な演習を中止するべきだと思う」と述べている。
一方、米ニューヨーク・タイムズは「北朝鮮への譲歩だ」と批判。
アメリカ国民の反応は、トランプ大統領の北朝鮮問題への対応を「支持する」と答えたのは51%。また、米朝首脳会談により両国間の核戦争の脅威が「低下したと思う」は39%、「状況は変わらない」が37%となっている(13日発表ロイター)。
世論は真っ二つに割れたアメリカで、トランプ大統領を支持しているのが、聖書を神の言葉として信じる『エバンジェリカ』(福音派)でアメリカ最大の宗教勢力。対して『リベラル』聖書を自由主義的な価値観で解釈するという。
では、なぜトランプ大統領は福音派の人に支持されるのか。
聖書的のマタイの福音書 5章9節「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる」と、今回平和を実現したトランプ大統領は非常にマッチしている。
聖書の「自分自身を愛するように、隣人を愛しなさい」は、トランプ大統領『アメリカ・ファースト』「自国を愛せなければ、周りの国も人も愛せない」とはマッチする。
(抜粋)
6月19日 Huffington Post



『気になる「終わった」感』2018年06月21日 毎日新聞『記者の眼』

米朝首脳会談を現地取材して 気になる「終わった」感=との(北米総局)高本耕太の署名入り記事が、ある意味で何とも秀逸。いわゆるリベラルメディアの『隠されていた本音』が書かれているのである。
そもそも記事の出だしが、『トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による史上初の米朝首脳会談をシンガポールで取材した。歴史の転換点を目撃したとの実感を持つ半面、トランプ政権を覆う「終わった感」が気になった。』である。
いわゆるリベラルメディアの代表格のニューヨークタイムスやワシントンポストと全く同じで毎日新聞も『トランプ大統領によって、朝鮮戦争が終わる』との1世紀に一度か二度あるかないかの画期的な出来事(歴史の歯車が大きく動く転換点)を自覚している。
ところがである。困ったことだが毎日などのリベラルメディアは歴史が大きく動く(延々と続いていた朝鮮戦争が終わる)未知の革命的出来事を、死ぬほど心配しているのである。だから歴史を動かそうとするトランプを色々揚げ足取りを行って妨害するが、朝鮮戦争は『これから終わる』のではなくて、トランプと金正恩(キムジョンウン)がシンガポールで会ったことで『終わった』(米朝の交渉は全て完了、すでに終戦の『玉音放送』が終わっていた)らしいのである。



『トランプ氏周辺 弛緩した雰囲気』6月21日 毎日新聞『記者の眼』から、

当時、北朝鮮が平壌から3500キロにある米軍基地のグアム島を標的に何度も名指しして中距離弾道弾発射と示唆していた去年の8月11日に、トランプ大統領は逆に『君たちは安全だ。我々はグアムの人々と共にある。1000%だ。』と米領グアムのカルボ知事に電話。ホワイトハウスも『米軍は常に対抗する準備を整えている』と、米朝の軍事衝突が今にも起きるかに大宣伝、戦争気分を煽るだけ煽っていた。
この戦争気分に合わせて、日本(安倍晋三)もトランプの尻馬に乗って(たぶんトランプの剣呑な言葉を信じて)Jアラートの無気味なサイレンを鳴らしミサイル避難訓練を繰り返して『国難』を演出し衆議院解散総選挙の挙国一致の大芝居を行っていたのである。



『シンガポールの歴史的な6・12米朝会談後に、真っ先に立ち寄った先がグアムだった』

13日午前2時過ぎという人間が一番眠い丑三つ時にも拘らず、グアム島のカルボ知事は大統領専用機のタラップを駆け上がって専用機の機内に入り笑顔で出迎えたトランプ大統領に『16万5000人の島民が安堵しています。』、『たった10ヶ月前、この島を「消滅の危機」に晒していた北朝鮮の指導者が、非核と平和に道を開く文章に署名した。奇跡のようです。』と伝え感謝のしるしにカトリックの装束スカラプリオを手渡した。


6月12日シンガポールの米朝首脳会談の準備で6月1日、米国トランプ大統領はホワイトハウスで金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長(北朝鮮の諜報機関トップ)と崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官と会談。帰りの車をトランプ自ら見送るなど国賓並みに厚遇している

毎日新聞『記者の眼』『気になる「終わった」感』(6月21日)では、シンガポールの6・12首脳会談直後の記者会見で一番印象に残った出来事とは、トランプの自画自賛の内容よりも、会見前の光景にくぎ付けになったという。
『大統領が登場する45分も前から最前列に座っていたのは、北朝鮮への軍事オプションに向けた準備をしていると思われていた『米中央情報局』(CIA)が1年前の2017年5月に新設した北朝鮮工作の司令塔『朝鮮ミッションセンター』の責任者、アンドルー・キム・センター長だったのである。
CIA韓国支部長などを歴任したアンドリュー・キムにつけられたあだ名は『冥土の使い』。要は、「死に神」「地獄の使者」でありスパイ外交の中心的人物で『水面下』とか極秘』と言った形容詞がメディアで語られ、動静も明らかでない人物が『任務が終わった』と宣言するかのようにカメラの放列の前に平然と姿をさらし、国家安全保障会議幹部らと握手を交わしている。2度の電撃訪朝で金正恩(キムジョンウン)委員長と交渉したボンペオ国務長官(前CIA長官)も満面の笑みを浮かべて会場に入ってきた。
』と書いている。ようは従来のアメリカ国務省の外交官を全て排除して、トランプ直属の『スパイ組織』が極秘に米朝和解を主導して居たので、65年かけて今回やっと『朝鮮戦争の終結』に成功したらしいのである。










「終わった」Jアラートとイスラエル軍

$
0
0
一番最初は東北の秋田県など過疎地限定だった摩訶不思議なJアラートの避難訓練ですが、とうとう今年からは首都圏の小中学校など義務教育の学校行事として行われる(神奈川新聞 記者)‏ @tasaki_kanagawa · 1月31日



2017年3月17日に日本海沿岸の秋田県男鹿市で日本では初めての不可解な訓練が行われ人々を驚かしたが、こんな田舎の超過疎地で、何をしているところでしょう?
①スズメバチに襲われたときの訓練
②クマと遭遇したときの訓練
③モノリスが木星に向けて電磁波を出したときの訓練
④ジャイアンが歌いだしたときの訓練
⑤どんなにムダでくだらない指示にも逆らわず従う訓練

ミサイルからの避難を呼びかける日本政府のテレビCM(上)と新聞広告



『「ミサイル、私なら原発より東京のど真ん中に落とす」 田中俊一・原子力規制委員長が発言』2017年07月07日朝日新聞

2017年9月に退任が決まっている原子力規制委員会の田中俊一委員長が6日、関西電力高浜原発3、4号機の再稼働を受けて、北朝鮮のミサイルの脅威について、「(原発を狙うより)東京都のど真ん中に落としたほうがよっぽどいいんじゃないか」「もう何万人、何十万人と住んでいるから」と述べた。
(抜粋)


『都内初のミサイル避難訓練…参加者“動員”で中身スカスカ』2018年1月24日 日刊ゲンダイ

内閣官房や東京都などが共催するミサイル避難訓練は22日、都内の「文京シビックセンター」(文京区)や遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」などで実施された。
ところが、訓練には“一般”の歩行者は参加せず、集まったのは、主催者側の“動員”で駆けつけた350人。危機をあおるだけの“ショー”だった。


ミサイル発射を想定した訓練で、手で頭を抱えて床に伏せる児童たち=1日、福岡市中央区の舞鶴小学校、撮影

『ミサイル避難訓練、学校は「やらざるを得ぬ情勢」』2017年12月30日 朝日新聞

北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受け、全国各地の学校で避難訓練が行われている。万が一のための備えだが、「結果的に、子どもたちの不安をあおるのでは」という批判も起きている。


悲しく切ない写真。カメラマンも、参加者の顔が映らないように配慮


もう「戦前」ではないか


熊本県上天草市で2017年8月24日

『弾道ミサイル訓練中止へ』 2018年6月21日 11:11共同通信 フラッシュニュース 沖縄タイムス

政府は、北朝鮮の弾道ミサイル発射を想定し、2018年度に全国各地で予定していた住民避難訓練を中止する方針を固めた。現時点で北朝鮮が弾道ミサイルを発射する可能性は低いと判断した。政府関係者が21日明らかにした。
(共同通信)



(くらし☆解説)「Jアラートが鳴ったら、どうするの?」(NHK)2017年09月27日 (水) 増田 剛 解説委員

1年前の安部アンダーコントロールの増田 剛NHK解説委員ですが、いま読み返してみると結構愉快である。大事な部分だけを『抜き書き』して見ると、

(サイレン)
朝早くに突然、この特殊なサイレン音が流れるのを聞いて、びっくり・・・
Q2)
この音、すごく、どきっとしますよねえ。
A2)
そうですよね。
・・・ミサイルが、日本のはるか上空、大気圏の外を飛んで、通過してしまう・・・。先月29日と今月15日は、そのケースです。
つまり、Jアラートが鳴ったからといって、ミサイルが日本の領内に必ず落ちてくるというわけではありません。
日本に落ちる可能性があると判断された場合には、直ちに追加の避難情報が出されることになっています。

『最初から最後まで、全部が真っ赤な嘘だったアベJアラート』
★注、
何んと、NHKによると、
『ミサイルが日本領内に落ちるからJアラートが鳴った』では無かったのである。
ミサイルが本当に落ちてくるときは『直ちに追加の避難情報が出される』ことになっていたらしい。
1年前には確かに、ウォーン、ウォーンと無気味なサイレンが鳴りNHKは間違いなく『頑丈な建物や地下に避難してください』と放送していたのですが、これは10月の解散総選挙用の脅かしであり、NHK解説委員の増田 剛 の話が正しければ、安倍晋三による腹立たしいし迷惑な ほぼ悪質な詐欺かインチキ手品ですね。


内閣官房「弾道ミサイル落下時の行動について」NHK

『あの無気味なウォーン、ウォーンと鳴り響き人々を怯えさせるJアラート(無気味なサイレン)の「元ネタ」とはイスラエル国防軍公式ホームページ"Israel Under Fire: Life Comes to Hal"、だった』


ロケット攻撃により、テルアビブで地面に伏せる市民(イスラエル国防軍公式ホームページ)


自身を守るため地面に伏せる市民(イスラエル国防軍公式ホームページ)


車を停車させ、物陰に伏せて備える市民(イスラエル国防軍公式ホームページ)



『特集Jアラートは意味がない?』2017年10月2日 NHK WEB  政治部官邸担当 記者古垣弘人

イスラエル軍は、「GUIDE TO EMERGENCY PREPAREDNESS」と呼ばれる緊急事態への備えをまとめた資料を作成し、国民に周知しています。この中では、ミサイルが着弾するおそれがある場合には、まず、軍からスピーカーなどを通じて警報を出すとしています。日本のJアラートにあたる仕組みです。そして警報を聞いたら、状況に応じて身を守る行動をとるよう求めています。



具体的には、屋内にいる場合は、事前に選んでおいた安全な部屋に避難しすべてのドアと窓を閉める。屋外にいる場合には、近くの建物に避難するか、建物がない時は地面に伏せて手で頭を守る。車に乗っている場合は停車して、近くの建物やシェルターに避難するか、そうした施設がない場合は、車から降りて地面に伏せて手で頭を守ることを奨励しています。そのうえで、「危険で緊急な事態は警告なしに起こることがよくあるが、事前に準備をし、どう対処すればよいかを知っている人たちは、自分自身と家族を守る行動を適切に行える」と指摘しています。

『NHK NEWS WEB にはあるが、』
★注、
ところが、一切放送しなかったので日本国内では誰にも知られていない 『不都合なNHKニュース』
日本人の誰一人も知らされないうちに、安部晋三(自民党)政権によって密かに平和な日本列島が世界で一番危険なイスラエルになっていたとの何とも恐ろしい話。
去年に国際ステーションのはるか上の宇宙空間を飛ぶ北朝鮮の大陸間弾道に対して、Jアラートのウォーン、ウォーンという無気味なサイレンを鳴らして早朝に叩きお越したり、鉄道を止めたりの大騒ぎの元ネタとはイスラエル軍のマニュアルの通りだった。日本の自衛隊と米軍の指揮命令系統は一体なので、たぶん、アメリカ軍の指示によって、我が日本国の政府が行動していたのである。


ガザ境界線のフェンスに近づくパレスチナ人デモ参加者を排除するため催涙ガスやゴム弾の発射だけではなく、多数の狙撃兵を配備して実弾で攻撃したイスラエル軍 3月31日 CNN


パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスの東の対イスラエル境界線付近でデモ中にイスラエル治安部隊との衝突が発生し、若い女性が撃たれないように手をつないでこの女性を守りながら走って逃げるパレスチナ人のデモ参加者ら(2018年3月31日撮影)AFP


ガザ境界線のフェンス前に多数配備されたイスラエル軍の狙撃兵たち


パレスチナ自治区ガザ市の東で、イスラエルとの境界付近で起きた衝突を、旗を掲げながら見つめる女性(2018年5月14日撮影)。(c)AFP PHOTO


フェンスに近づく非武装のパレスチナ人デモ隊を銃撃するイスラエル軍狙撃兵の蛮行

アパルトヘイト「負の連鎖」イスラエル

2018年06月06日 | 宗教

負傷者の救護中にイスラエル軍の狙撃兵に撃たれて死亡したパレスチナ人女性看護師ラザン・アルナジャルさん(21歳)

『ガザでイスラエル軍に撃たれ看護師が死亡』6月4日 CNN 
ガザで負傷者を助けようとした看護師がイスラエルの狙撃兵に撃たれて死亡した。
数週間にわたって続く今回の衝突では、抗議運動に参加したパレスチナ人100人以上が、イスラエルの銃撃によって死亡。ラザンさんなどパレスチナの医療救援団体は、この日も負傷者を手当てするために集まっていた。


日常的な死。地球上に最後に残ったアパルトヘイト国家イスラエルによる『負の連鎖』

イスラエル建国の根拠『ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか』2008年05月31日 朝日新聞

イスラエルで「建国根拠なし」本、ベストセラーに
著書では、今のユダヤ人はユダヤ教に改宗した人々であり、古代ユダヤ人の子孫は実はパレスチナ人だ――と記されている。
サンド教授は「ユダヤ人は民族や人種ではなく、宗教だけが共通点」。第2次世界大戦中に約600万のユダヤ教徒を虐殺したナチス・ドイツが、ユダヤは人種との誤解を広めた。イスラエル政府が標榜する「ユダヤ人国家」には根拠がないと批判。「パレスチナ人を含むすべての市民に平等な権利を与える民主国家を目指すべきだ」というのが著者の最大の主張だ。
ユダヤ人が紀元後2世紀までにローマ帝国に征服され、追放された通説を根拠に欧州でユダヤ教徒が19世紀末に「ユダヤ人国家の再建」を目指すシオニズム運動を起こした。
しかし「追放を記録した信頼できる文献はない。19世紀にユダヤ人歴史家たちが作った神話だった」
パレスチナ人から土地を奪うことを正当化するため「2千年の離散の苦しみ」という理由が必要だっただけで古代ユダヤ人農民の大部分が追放されずに残り、キリスト教やイスラム教に改宗して今のパレスチナ人となった。
初代首相ベングリオンがイスラエル建国前に著した本で、パレスチナ人をユダヤ人の子孫と指摘したが、対立が深まるとパレスチナ人を子孫とは言わなくなった。
教授は「新説ではなく、建国指導者らが知りながら黙ってきたことをはっきりさせたにすぎない」と語る。
(抜粋)



『イスラエルを逃げ出す優秀な頭脳』6月4日 ニューズウィーク
 
物価が高く、仕事がない母国イスラエルを捨てて、優秀な人材は成功のチャンスがあるアメリカや他の国へ
イスラエル建国70周年5月14日。ユダヤ人にとっては悲願がかなった日でも、住んでいたパレスチナ人にとっては故郷を追われた悲運の日だ。
アメリカは大使館をエルサレムに移転し、独立記念の祝典に花を添えた。おかげでパレスチナ自治区では大規模な抗議行動が起こり、イスラエルとの境界で百数十人が殺されたが、今、母国を捨ててアメリカに移住するイスラエル人が増えている。
米国籍の取得は「イスラエル人みんなの夢」
正規の移民以外に渡米し、そのまま居ついてしまう人も多い。今のイスラエルは生活費が高くて給料は安く、政界でも社会でも超保守派が幅を利かせているからだ。
アメリカに暮らすイスラエル人の数は、少なく見積もっても100万人。16年までの10年間で給与がいい米国に移住したイスラエル人は9万人、他に数十万人がヨーロッパ諸国やカナダなどに移住している。
イスラエルの頭脳流出は長年にわたり、多くの才能ある学者や研究者が大学や研究職のポストを求めアメリカに渡っている。もともとイスラエルの頭脳流出率は欧米圏に比べてもかなり高いが、最近は、一般の若者まで逃げてゆく。イスラエルには未来が無いからだ。
流出人材は取り戻せない
人口1人当たりのハイテク新興企業数は世界一だが平均的なイスラエル人は起業にもハイテクにも縁がない。ハイテク産業の雇用数は全体の8%にすぎないが月給は全国平均の約7倍。
国民の貧困率と所得格差は欧米圏に比べても屈指の高さ。そして生活費の水準も世界最高レベルだ。国際社会公認の商都テルアビブは、物価の高い都市ランキングで第9位(5年前は34位)。13年調査では成人の87%(大部分は子持ち)が生活費のかなりの部分を親に頼っていた。
国外の優秀な人材に帰国を促す「イスラエル頭脳獲得プログラム」は成果を得られず中断、「国全体の在り方を考え直す」必要があるという。
帰国という選択肢などあり得ない。夫妻で共働きしても生活はぎりぎり。しかし米国移住で3年もたたないうち家を買えた。
夫は建設工事などの下請け会社を経営(イスラエルでは一部の有力な家族が業界を牛耳っているため手を出せなかった)。今の収入はイスラエル時代の10倍ほど。共働きの必要はない。
「以前は子供の世話をする時間もなかったけれど」、「ここでは一日中、一緒にいてあげられる」。誰もが成功しないがアメリカにはイスラエルよりもチャンスがある。
『政教分離の民主国家Vsユダヤ国家に二分』
多くの人がイスラエル去る理由は危機感だ。今のイスラエルは政治から教育制度まで社会のあらゆる面で宗教色が濃くなっている。
宗教色が強まるイスラエル社会は保守化し、リベラルは住みにくい。超正統派のユダヤ教徒は現時点で総人口の12%だが、2065年までには4倍になると予想される。
そうなると厄介な問題が生じる。彼らの運営する学校では数学も科学も英語も教えない。これでは「第三世界並み」の教育水準だ。
超正統派ユダヤ教徒は一切働かない、兵役義務もない、所得税も納めないが政府の福祉で食っていける。
結果として「起業大国」のイスラエルと「現代社会で生きるすべのない人々」のイスラエルの2つに分断。このギャップは急速に拡大している。パレスチナ紛争は終わりが見えずイランは復権している。
こんな状態の持続は不可能だ。
(抜粋)
2018.6. 5 Newsweek



ドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任して真っ先に行ったのが自分の執務室に中央銀行をぶっ潰したアンドリュー・ジャクソン(『反知性主義』の面目躍如というか、最強のトンデモ大統領というか、)の肖像画を飾ることだったといわれている。
東部の知識人やエスタブリッシュメントの既得権益を攻撃したポピュリズムの権化のようなアンドリュー・ジャクソンのもう一つの側面とは(インディアンを全てミシシッピ川以西に追放する)チェロキー族の『涙の道』の悲劇など先住民族に対する過酷な政策だった。

『(今まで「正しい」とされていた既存の常識を平気でくつがえす)アッと驚くトランプの詐欺的なビッグディール(手のひら返し)』

建国70年前のイスラエルに一番似ているのは、何とも皮肉な話だが、実は崩壊が近いヒットラーのナチスドイツの第三帝国であることは明らかな事実である。(あるいはマンデラ以前のアパルトヘイトの南ア連邦)
イスラエル寄りに見えるトランプ大統領ですが、1年半前の北朝鮮関連の記憶を今一度思い出してほしい。アメリカ軍と韓国軍との北朝鮮奇襲攻撃による『斬首作戦』金正恩(キム・ジョンウン)の暗殺を、盛んにマスコミに流していて、この剣呑な米韓軍事作戦に対して日本政府(安倍晋三首相)も全面支持を表明していた。ところがである。40年来のお友達による国政壟断『疑惑』であれよあれよと言う間にパク・クネは失脚し今は獄中で、トランプは金正恩との会談を楽しみにしているという。まさに、詐欺か手品のような話なのですが、韓国と1年遅れで日本で瓜二つの安倍お友達による国富の簒奪『疑惑』で動きが取れない。
最大限ヨイショし、⇒二階に上がったのを確認してから、⇒『梯子を外す』
★注、
ニクソン大統領以来半世紀ぶりに欧米リベラルメディアと全面対決するアメリカのトランプ政権ですが、北朝鮮などのアメリカの宿敵を叩くふりをして(戦争気分を煽るだけ煽って)密かに同盟国の韓国(パク・クネ)や日本(安倍晋三)イスラエル(ネタニエフ)など右派の保守強硬派政権を叩き潰すとの高等戦術を駆使している可能性が高いと思われる。
(抜粋)




アイヒマン北村滋?が日本の6・12対策 (^_^;) 

$
0
0
『やる気あるのか日朝会談 北の“天敵”が交渉役の危うい選択』2018年6月22日 日刊ゲンダイ

「拉致問題解決へのチャンスがあれば、何でもつかみたい」――。日朝首脳会談の実現に意気込む安倍首相をあざ笑うかのように、北朝鮮は国営ラジオを通じ「拉致問題は解決済み」「無謀な北朝鮮強硬政策にしがみついている」と猛批判。米中韓3国は水面下交渉を経て北との距離を縮めているが、安倍政権はまるで無策だ。あろうことか、北にとって「天敵」といえる人物を交渉窓口に据えようというのだ。
北との交渉役として名前が挙がっているのは、内閣情報調査室のトップで“官邸のアイヒマン”と呼ばれる北村滋内閣情報官だ。東大法学部卒業後の1980年、警察庁に入庁。95年、全国の警備部や公安部を統括する警察庁警備局に異動し、海外工作員などによる諜報活動の捜査などを行う外事課に所属した。2004年に外事情報部外事課長、10年には外事情報部長を歴任してきた北村氏は、北朝鮮にとって“目の上のたんこぶ”なのだ。
「外事課は北朝鮮やロシア、中国による日本への諜報活動や犯罪に関する情報を調査することを目的としています。対北朝鮮であれば、工作員が日本国内の現地人に成りすますために戸籍などを乗っ取る『背乗り』の実態捜査が挙げられます。捜査対象国は産業スパイなどを通じて、外事課のどの人物が捜査しているのか、大方把握しているとされる。当然、対象国にとって外事課は目障りな存在といえます」(元警視庁公安部捜査官・江藤史朗氏)

■ムードあおる世論調査が役目
今や、米国のポンペオ国務長官(前CIA長官)をはじめ、半島情勢を巡る各国の駆け引きは「情報当局者」が担うようになっている。
北朝鮮側の交渉役である金英哲朝鮮労働党副委員長は元偵察総局長。韓国は徐薫国家情報院長で、中国も宋濤共産党中央対外連絡部部長が交渉役を務めている。
安倍政権がわざわざ、北の“天敵”である北村氏を起用するのは、「単純に日本も各国の流れに沿っただけ」(外交関係者)という見方がある一方、安倍政権の思惑が働いている可能性もあるという。
「失点だらけの内政から国民の目をそらさせたい安倍政権は、何とか日朝会談の開催機運を引き延ばしたい。そもそも北は『拉致は解決済み』と主張しているから、最悪、破談の恐れもある。首相は『北朝鮮側がごねている』などとネガティブ情報を“お気に入り”の北村氏からメディアにリークさせ、『交渉長期化や破談はやむなし』との世論をつくることが狙いだろう」(官邸事情通)

北村氏を交渉役に据えて、日朝会談はうまくいくのか。
「情報当局者を交渉担当に据える各国と足並みをそろえるというのは、理屈は分かりますが、北村氏はあくまで警察官僚です。外国との交渉事を担う手腕については疑問符が付きます。そもそも、これまで圧力一辺倒で、反北感情をあおっておきながら、今さら会談ができるのか。セットできても目に見える成果が出せるのか、非常に微妙な局面です。安倍首相は、最側近の北村氏を交渉に当たらせて世論をコントロールし、秋の総裁選まで開催機運をあおるつもりではないか。本当に会談を成功させる気があるのかと疑いたくもなります」(ジャーナリストの青木理氏)
安倍首相にとって、北朝鮮は政治利用の対象でしかないということだ。
6月22日 日刊ゲンダイ



6月28日 イギリスBBCで全世界に向けて放映予定 📺  「JAPAN'S SECRET SHAME」
BBC
2017年に著名ジャーナリストからレイプされたと、日本で衝撃的な公表に踏み切った29歳日本人ジャーナリスト💢  伊藤詩織さんの心動かされるストーリーです!
愚民の島、日本島



『実直な小役人のアイヒマンよりSS(ナチス親衛隊)のヒムラー長官に近い役割の北村滋』

日本国の闇組織『安晋会』の暗躍など、ヤクザ関連組織による暗殺の恐怖によって支配した第一次安倍内閣はたった1年で簡単に崩壊した。対照的に北村滋や中村格など公安(政治)警察などがマスコミを完全に支配するなど、諜報組織(スパイ)出身者が八面六臂の大活躍をする第二次安倍内閣は6年近くも続いているのである。
北村滋の役割とは、ヒトラーの側近として剛腕を振るったヒムラーか宣伝相のゲッペルスに近いが、その最大の弱点(アキレス腱)とは、たぶん安部お友達でTBSワシントン支局長だった山口敬之によるフリーの女性ジャーナリストに対する『準強姦』の逮捕状『もみ消し事件』だった。
日本のスパイ組織の親玉の北村滋は、経産省官僚だった古賀茂明をテレビ番組から追放するなど大活躍したが、準強姦もみ消し事件は森友や加計学園以上に、到底逃げ切れないでしょう。
安部アンダーコントロールの御用マスコミと公安警察やスパイ組織など国家権力を縦横に使って、手段を択ばない汚い下半身攻撃で次々と政敵を葬ってきたアイヒマン北村滋(リトル・ヒムラー)ですが『因果はめぐる糸車』というかブーメランのように、今回は、自分が一番得意とする下半身攻撃で窮地に陥ったとは何とも皮肉である。

『アメリカも北朝鮮も(たぶん韓国も)スパイが主導していた歴史的な(朝鮮戦争を終わらせた)6・12米朝首脳会談』


シンガポールでの6・12米朝首脳会談の準備でニューヨークを訪問した北朝鮮の金英哲に対して国賓級の特級儀式でもてなした米国のポンペオ。その隣に座る白髪のアジア人がアンドリュー・キム

『米朝交渉、CIA高官が暗躍 国務長官の右腕、対話に道』2018年5月18日 朝日新聞

金正恩(キムジョンウン)委員長との平壌会談でポンペオ米国務長官の右隣で、身ぶり手ぶりを交え話をする銀髪の男はアンドリュー・キム。韓国系米国人で、25年余り中央情報局(CIA)諜報員として東京などで勤務。最近までCIAソウル支局長を務めた。
情報機関のCIA高官が国務長官の外遊に同行し、姿が公になることは珍しい。。
トランプ大統領は昨春、北朝鮮への「最大限の圧力」以後、国務省ではなく、ポンペオCIA長官に北朝鮮との対話を指示。キム氏はその中心的役割を果たし今年1月以降、動きを活発化させる。2月末、平昌(ピョンチャン)冬季五輪閉会式出席で訪韓したトランプの長女イバンカ大統領補佐官に同行。現地入りした北朝鮮の統一戦線部幹部と秘密裏に協議。3月末の正恩氏の中国訪問でも北京入りし水面下で接触し、米朝首脳会談やポンペオ氏の初訪朝に道筋を付けた。
ポンペオ氏が2度目の訪朝をした今月9日。平壌でのポンペオを出迎える金英哲ら北朝鮮高官に交じってキム氏の姿が、朝鮮中央テレビに映し出された。
米韓関係筋「キム氏がいなければ、米朝首脳会談は決まらなかった」
史上初の米朝首脳会談で水面下で交渉してきたアンドリュー・キム。米中央情報局(CIA)ソウル支局長。昨年5月トランプ米大統領が設立した「朝鮮ミッションセンター」の責任者。ホワイトハウス内に執務室を持っていて国家安全保障会議(NSC)に出席。ポンペオ国務長官が「最も信頼する右腕」(米政府関係者)として、代わりにトランプ氏に北朝鮮情勢を報告することもあったという。
(抜粋)


5月9日、専用機でピョンヤンを訪問した米国のポンペオと北朝鮮の金英哲の握手の場面で、赤丸の人物が韓国系米国人アンドリュー・キム米中央情報局(CIA)朝鮮ミッションセンター責任者。(写真の位置関係から、主賓のポンぺオよりも先に訪朝していて北朝鮮当局と事前交渉を行っていたと思われる。(翌日の10日、異例の速さで北朝鮮の国営放送局が写真を放映)

『米朝首脳会談 米側担当者は誰か』2018年06月9日 BBC

米ホワイトハウスは12日に予定される米朝首脳会談での交渉担当者を明らかにしていないが、ヒントはある。
首脳会談の事前交渉にすでにかかわってきた少人数の専門家がいるからだ。
彼らの一部が実際の首脳会談でも大きな役割を果たす可能性は高い。
ドナルド・トランプ大統領に加えて、マイク・ポンペオ国務長官が中心的な役割を果たす。
ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)もシンガポールに向かうだろう。しかし、同氏の強硬路線が北朝鮮を激怒させており、同氏がどのように会談にかかわるのかは不透明だ。
ボルトン氏が北朝鮮の非核化のモデルとしてリビアの例を持ち出した際には、首脳会談はあやうく中止されるところだった。リビアでは、2003年に当時の指導者ムアンマル・カダフィ大佐が核兵器の放棄に同意。しかし、2011年には西側諸国が後押しする反体制勢力によって殺害されている。
では、他には誰が加わるのだろうか?
アンドリュー・キム氏
韓国系米国人のアンドリュー・キム氏は米中央情報局(CIA)で「朝鮮ミッションセンター」の責任者を務める。
米紙ワシントン・ポストによると、キム氏は生まれ育った韓国でキム・スンヒュンという名前を使っていた。
キム氏は、韓国の国家安全保障室長や国家情報院のトップを輩出している有名校、ソウル高校に進学。その後、米国の大学で学んだ。
キム氏のキャリアの大半はCIAで、モスクワや北京、バンコクやソウルで勤務した経験がある。
CIAは昨年5月に新たに設置した「朝鮮ミッションセンター」のトップとして、退職していたキム氏を呼び戻した。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の顧問の一人は、首脳会談に向けた準備が進められるなか、キム氏はポンペオ国務長官の右腕として、幅広い北朝鮮政策にかかわっていたと話す。それには北朝鮮に対する攻撃の検討も含まれるという。
韓国や日本のメディアは、北朝鮮に対する強硬姿勢からキム氏を「地獄からの死者」と呼んでいる。
(以下省略)


2018年5月9日、北朝鮮の平壌で金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会談するポンペオ米国務長官(右端)の直ぐそばに座るのがアンドリュー・キム

『「逃げ腰」習氏にトランプ氏激怒、北潰しプロのCIAが韓国で極秘工作 中朝工作員は突然「安倍潰し」活発化』2017.7.11 夕刊フジ(産経新聞系列)

ドナルド・トランプ大統領は激怒し、北朝鮮への軍事オプションの検討指令。
北朝鮮のこれ以上の暴発は断じて許すわけにはいかないが、深刻な不安が浮上している。
外事警察関係者(★注、北村滋のことか)は、
「日本国内で、中国や北朝鮮の工作員の動きが、突然活発化している。安倍政権を攻撃するものだ」。
「『加計学園問題』や『豊田真由子衆院議員の暴言・暴行問題』『稲田朋美防衛相の失言』などが相次ぎ、自民党は都議選で歴史的敗北をした。ネット上では、中朝工作員とみられる、『安倍政権潰し』の大量の書き込みがあった」。
「彼らは『安倍政権を倒せば、日米同盟は弱体化し、トランプ政権は中国制裁や北朝鮮攻撃が不可能になる』と考えているようだ。工作員たちが政界関係者やマスコミ関係者と接触している。危険だ」。
複数の米情報当局、米軍関係者から入手した情報では北朝鮮への軍事オプションに向けた準備も進行している。
「米中央情報局(CIA)が今年5月に新設した北朝鮮工作の司令塔『朝鮮ミッションセンター』の責任者、6月28日 イギリスBBCで全世界に向けて放映予定 📺  「JAPAN'S SECRET SHAME」
BBC
2017年に著名ジャーナリストからレイプされたと、日本で衝撃的な公表に踏み切った29歳日本人ジャーナリスト💢  伊藤詩織さんの心動かされるストーリーです!
愚民の島、日本島
strong>」だ。
「彼は北朝鮮潰しのプロだ。北朝鮮に潜入中の工作員や、正恩氏の近くにいる協力者の確認、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領への北朝鮮の汚染度、韓国内に5万人いる北朝鮮工作員、米軍特殊部隊の北朝鮮侵入ルートのチェックなど、極秘任務を行った」
■加賀孝英 週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。
(抜粋)



『歴史的な(朝鮮戦争を終わらせた)シンガポールの「死の島」で開催された6・12米朝首脳会談』

世紀の大事業である米朝首脳会談開催翌日の6月13日、圧倒的な追い風で韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は8割を超す勢いで、政権与党は統一地方選で圧勝したし、あおりを食った旧パク・クネ大統領派(韓国党)は壊滅状態で党首の首が飛ぶ騒ぎにまで発展する。歴史的な6・12米朝首脳会談の影響で、韓国では与野党の政権地図が大きく変わったのである。(この動きを裏で密かに工作していたのは間違いなく米中央情報局(CIA)の諜報員で文在寅大統領と同じ北朝鮮生まれの韓国系米国人のアンドリュー・キムだった)
アンドリュー・キムは北朝鮮強硬派(米軍による斬首作戦など北朝鮮奇襲攻撃)を匂わせて産経新聞や韓国の保守系3紙に『冥土の使い』(「死に神」「地獄の使者」)だと思わせたが、人権派弁護士の顔で北朝鮮との融和派(平和路線)を標榜する文在寅(ムン・ジェイン)と二人で、『よい警官と悪い警官』を演じ分けしていただけ。歴史的な6・12米朝和解を二人三脚で推進していた。トランプ大統領にも言えるが去年の『危ない米朝チキンレース』は(朝鮮戦争を永久に続けたい保守派やリベラルメディアを騙す目的の)八百長だったらしい。

 統一地方選:参政権持つ外国人10万人

『あだ名が「冥土の使い」「死に神」「地獄の使者」のアンドルー・キム(CIA諜報員)』

日本より一足先に韓国では先進国並みに永住外国人に対する地方参政権を認めている。ただし元々ムン大統領の与党が強い首都のソウル周辺に集中しているので市長選挙での当落にはほぼ影響はないが民主主義国のイメージは大きく貢献したと思われる。
対照的に日本は6月28日イギリスBBCで全世界に向けて放映予定 📺 「JAPAN'S SECRET SHAME」
愚民の島、世界最大のガラパゴス日本島との、とんでもなく悪いイメージをマスメディアとして一番信用力が高いBBCが大々的に発信する。
対米従属命の産経新聞の低能記事のように『外国の工作員による安倍内閣への攻撃』との妄言ですが、間違っているようで実は『正しかった』のである。間違ったのはその『相手』の名称だけだった。
1年以上延々と続いている官僚組織による造反劇の『安倍お友達スキャンダル』ですが、北朝鮮でも韓国でも中国でも無くて、多分、アメリカのCIA工作員のアンドルー・キムが仕掛け人である。あだ名の「冥土の使い」「死に神」「地獄の使者」の対象国とは日本政府(安倍晋三)だったのですから怖ろしい。(中国や韓国なら勝てる可能性もあるが、相手がアメリカなら万に一つの勝ち目も無い。安倍の首を取るまで今後も延々と不愉快な騒動が続くことになる)



アインシュタインの「あっかんべー」

$
0
0
『相対性理論より有名なアインシュタインの「あっかんべー」写真のエピソード』

アインシュタインは写真嫌い。人前ではめったに笑顔を見せた事がなかったと言われている。「アインシュタイン舌出し写真」は七十二歳の誕生日に、INS通信社のアーサー・サス記者によって撮影されたもので、車で夫妻に挟まれて座っているときにマスコミの執拗なリクエストに舌を出したというもの。
写真が使い物にならないよう、わざと「あっかんべー」をした▼奇跡の一枚だった



セネガルのシセ監督は、最年少で唯一の黒人監督。 “時の人”がワールドカップにかける思い「サッカーは万国共通のスポーツで、肌の色は重要ではない」2018年06月24日 ハフポスト

88年の歴史があるワールドカップにおいて、優勝経験がある地域は欧州と南米のみ。シセ監督は「いつかアフリカのチームがワールドカップで優勝する日がくると確信している」と、以下のように意気込みを語っている。
「私は確かに、今大会において唯一の黒人監督だ」
「だが、サッカーは万国共通のスポーツで、肌の色は重要ではない」
「黒人の監督がいるのは素晴らしいことだが、サッカーに限らず、質の高い監督はたくさんいる。私たちはアフリカや世界のサッカー界で地位を築くことを目指す、新しい世代だ」
いつか、アフリカのチームから。そして、アジアのチームからも、ワールドカップで優勝トロフィーを手にするチームが誕生するはずだ。日本とセネガルの激闘に期待したい。
(抜粋)

3年前の2015年10月14日 空港で本田圭佑選手がいつも付けているサングラスを借りたサッカー日本代表の槙野智章選手がツーショット写真をネット上も公開した

『本田選手の「あっかんべー」を全員で無視する摩訶不思議な日本のメディア』

本田圭佑が同点ゴール 3大会連続弾 西野采配がズバリ「ロシアW杯・H組、」(24日、エカテリンブルク)MF本田圭佑が後半33分、同点ゴールを決めた。W杯では10年南ア、14年ブラジルに続く3大会連続ゴール。
大迫が右サイドから入れたクロスが流れ、逆サイドから乾が折り返す。中央で岡崎が潰れ、相手GKが倒れているところで、本田がボールを受け、至近距離からのシュートを決めきった。
本田は後半27分、岡崎は後半30分に投入された選手。西野監督の采配がずばりと的中した形になった。
ただし、
ゴール直後に本田選手は(空港でのベロ出しの倍の)有名なアインシュタインの『あっかんべー』と同じポーズを行っていたのである。(★注、全員が注視していた筈なのに、マスコミが誰一人も指摘しない不思議。これでは放送の信用度が落ちる)
世界を視野に活動するFIFAではピッチ上で人種差別とか政治的なメッセージの表明にたいしては小さな行為でも厳罰を科している程度は海外での活動歴が長い本田圭佑が知らないはずが無いのである。舌を出した本田選手はたぶん、相手のセネガルを嘲笑ったのではなくて自分自身を笑っていたのでしょう。(ボールを蹴り損ねたが運良くコーナー右隅に入って得点していた)
深夜から始まるワールドカップ日本-セネガル戦はNHKで早くも9時から延々と放送を行ったが、同じ時間帯に民報裏番組では『名医に聞く』との特集を長時間行ったが、・・・
医者の言い分(正誤)が困ったことに別々、少しも『一致していない』のである。
これでは近代医学の権威とか信用度が地に落ちる。本来は放送前に話し合って、医学的な見解の統一を図るべきであろう。(今まで我々のような一般市民は最新医学に絶大な信頼感を持っていて、専門家に判断をほぼ『丸投げ』して済ましていたのである。今回のように医者の考えがバラバラでは、善良な一般市民は右往左往するばかり)



『今まで医学会が全員で罵倒していた、禁断の「近藤理論」に謝罪する?・・・』最新医学の「あっかんべー」的な腹立たしい玉音放送???

「近藤誠理論」の功罪 | 医療費のムダ | 週刊東洋経済2018年5月26日号には、今まで異端の近藤誠医師(慶応大学医学部講師)を罵倒し続けていた神戸大学大学院医学研究科感染治療学分野教授の岩田健太郎医師が自分のブログ『楽園はこちら側』に書いていた、
「ぼくは日本のがん診療界はかつての非科学的な態度や診療を大反省すべきだと思う。総括もすべきだと思う。そして近藤氏に当時の非礼と不見識を謝罪すべきだと思う。少なくとも当時の近藤氏の名誉を回復することなしに、ただただ人物批判、人格否定してもただのいじめではないか」を紹介している。
ほぼ、最新医学の『玉音放送』的な内容で、あまりにも恐ろしい結論である。近藤誠に頭を下げるようでは医学会もお終いだ。

『近藤誠氏との対峙の仕方』2017/11/09神戸大学岩田健太郎教授のブログ『楽園はこちら側』

1990年代後半、近藤誠氏と当時のがん治療のオピニオンリーダーたち(外科医)の論争で、近藤氏はがんもどきの存在を主張し、なんでも切ったり化学療法をするのは間違っていると論じた。根拠となる臨床試験も参照していた。
一方、当時の外科医たちは実験医学と経験主義ばかり。「切ってる俺達がちゃんと仕事してんだから文句言うな。くじ引き試験?患者で実験する気か。エビデンス?なんだそれ?」って感じで、全然議論が噛み合ってなかった。
近藤氏の意見は理路整然としていたが、当時の外科医たちはひどかった。アメリカはエビデンスエイスドメディシンをバリバリ学んでいたが、日本の医療界は数周時代遅れ。日本のがん領域のトップってどうしてあんなに、、、、と大いに失望させるような稚拙な議論ばかりだった。
患者で実験するなっていうけどさ、動物実験の知見をそのまま臨床応用するほうがよっぽど実験じゃん。日本の医学で進んでるのは基礎医学だけ、臨床医学は全然ダメだ。
90年代の日本の臨床医学はどの領域も概ね「学問」の体をなしていなかった。数年前、某所で高名らしい某科の名誉教授が「研究は誰々に教えていただいた。臨床はやっているうちにできるようになった」とおっしゃっていて、ひっくり返りそうになったが、このどうしようもない妄言暴言も当時のエートスを正しく表現したという意味では名言だった。
現在、リンパ腫や前立腺がんや腎癌で自然消退したり、進行しないがんがあることは分かっている。
近藤氏の指摘通り「がんもどき」は存在するのだ。
近藤氏の当時の見解には拝聴すべき点が多々あった。あれを黙殺、全面否定、人格攻撃してしまった日本のがん学術界の罪は大きい。慶応大学の罪も大きい。
(抜粋)

『医療界は反省し、総括し、そして近藤誠氏に謝罪してから、各論的に批判すべきだ。』2017/11/17神戸大学岩田健太郎教授のブログ『楽園はこちら側』

98年当時の近藤誠氏の主張は極めて現代的で、概ね正しい。そもそも瑕疵ゼロで何十年もの時間の批判に耐える論考なんてほぼほぼ実在しない。全体的には非常によくできた主張というべきであろう。
近藤氏の主張が当時の医学界で異端、エキセントリックだったわけでは決してない。むしろ世界的には主流と言ってよいものだろう。しかし、日本の臨床医学界はあまりに遅れており、傲慢で、井の中の蛙だった。
よって日本でのみ近藤誠氏は「異端」となる。実に気の毒な話である。
インターネットが普及した現在であれば学術界や権威が否定しても、近藤氏の主張の正当性はすぐに明らかになったはずだ。しかし1997年のネット環境は悪く、情報量もずっと少なかった。だからサポートする味方はできなかった。
近藤氏の主張は、
1.がんは手術すれば良いとは限らない。
2.抗癌剤を使うとデフォルトで決めるのは間違っている。
3.がん検診をすれば患者に利益があると決めつけるのは間違っている。
4.ロジックとデータが大事。統計も大事。
と、まったく「当たり前」の主張である。
対して国立がんセンター名誉院長(当時)の市川平三郎氏の主張はデタラメ。例えば、
1.個人と集団は違うから、くじ引き試験(RCTのこと)はあてにならない(これは完全には間違いではないが、RCT全否定の根拠にはならない)。
2.日本の外科医は優秀で手術がうまいのだから、優秀じゃないアメリカ人のデータなんてあてにならない。
3.がんは早期に見つければ良い。最新の画像(当時のヘリカルCTなど)を活用すればよい。早く見つかって「助かる人もいる」。
いずれも、現在臨床医学的に見れば「非常識」だ。
近藤氏が繰り返し主張するのは「事実」「データ」「ロジック」の大切さだ。21世紀ですら日本の医療界はしばしばこうしたところを欠くのだから、97年当時はもっとひどかった。
おまけに現在でもそうだが、多くの日本人医師は論文を読まない。ランセットやNEJMといったメジャーなジャーナルを読まない。英語ができないという極めてシンプルで恥ずかしい理由のためだ。「この国では医学が科学になっていない」。

文科省や厚労省は「反省し、総括し、改善しない」。前人の批判をタブーとし、前職のやったことはアンタッチャブルになり、うまくいったこととうまくいかなかったことの区別をせず、ただただ「いろいろあったけどみんな一所懸命頑張ったよね」で終わらせてしまう。だから同じ構造の失敗を繰り返す。
この悪癖は日本社会全体にも普遍的で、特に医者界隈でも多い。例えば、多くの医局の同門会では先人、前職の批判はタブーであり、反省、総括、改善、、、今風の言葉で言えばPCDAがまったくない。
日本のがん診療界はかつての非科学的な態度や診療を大反省すべきだと思う。総括もすべきだ。そして近藤氏に当時の非礼と不見識を謝罪すべきだと思う。少なくとも当時の近藤氏の名誉を回復することなしに、ただただ人物批判、人格否定してもただのいじめではないか。
当時の無茶苦茶ぶりを看過して、一方的に近藤氏を叩くのはフェアとはいえない。医学界の悪習をそろそろ見直し、過去を直視するプラクティスを習慣化すべきだ。
(抜粋)



『2011年3月11日フクシマから7年が経過し、多分「もう駄目」、「時間切れ」になった日本』

色々と言い訳がましい言葉の羅列で水増しして誤魔化しているが今回紹介した神戸大学岩田健太郎教授の主張と、福島県検討委の委員で甲状腺評価部会メンバー、日本がんセンター社会と健康研究センター長・津金昌一郎の主張とがほぼ同じ(近藤理論ではがんには二種類あり、治るがんの治療は無意味で、治らないがんもヤッパリ無意味)だった。(近藤理論を、拡大解釈すると)今の医学の最先端の癌治療は全てが過剰診療とのトンデモナイ恐ろしい結論になる。これでは、丸っきり73年遅れのポツダム宣言受諾である。


関連記事

AYA(アヤ)しいキャンペーンが始まったフクシマから5年6カ月後の日本

2016年09月07日 | 放射能と情報操作

異端のがん放置療法(近藤誠医師)に傾斜する国立がんセンターの不思議

2015年11月27日 | 放射能と情報操作



すべからく 見ているが見なかったことにする

$
0
0
『全員で空気を読む(「不味い」と思った不快な事実をなかったことにする)日本』

世界最大のスポーツの祭典であるFIFAワールドカップロシア大会(24日、エカテリンブルク)で本田圭佑が同点ゴールを決めた場面は同時中継で日本国内でも放映され30%を超す高視聴率を上げただけではなく、翌日や翌々日にも何度も何度も繰り返し繰り返しテレビや新聞が詳しく報じている。
ただし、W杯で2010年の南ア大会、2014年ブラジル大会に続く3大会連続ゴールの本田圭佑の『あっかんべー』を全員で無視する摩訶不思議な日本のメディアが不気味すぎる。全員が周りの空気に支配されているのである。
本田圭佑のゴール直後の舌出しは、世界最高峰のイタリアのセリエAから格下のメキシコリーグに都落ちして最初の試合での初ゴールの直後にも行っていた。(日本のサッカーファンもマスメディアも同じで、世界中が注目するワールドカップでの『あっかんべー』はあまりにも不適当である事実を知っているので、全員が暗黙の了解事項として無視することに決めたのである)

『すべからく』

この言葉は漢字では『須らく』と書く。(必須などの使用例からも分かるが)字源からは『当然、』などの意味で『ある事を是非ともしなければならないという気持ち』を表すが、文化庁月報 平成24年7月号(No.526)にも『すべからく』が取り上げられ詳しく解説しているが、元々の意味には無かった『全て』の意味もあわせ持つようになった摩訶不思議な言葉。(ある意味では、これ以上に日本人的な言葉も無いのである)


ずいぶんと仲良さげだ(山崎会長のフェイスブックから)

『「精神科医に拳銃を」放言の医師は安倍首相の“お友達”』2018年6月27日 日刊ゲンダイ

“類は友を呼ぶ”ということなのか。全国の精神科病院でつくる公益社団法人「日本精神科病院協会」の山崎学会長(77)が機関誌で「精神科医に拳銃を」と発言していた問題で、協会は患者団体の抗議を受け、「今後気をつける」と釈明した。実は、山崎会長は過去にも“問題発言”を連発。しかも、安倍首相とはガッチリと肩を組み合うほどの“お友達”関係にあるのだから驚きだ。
ことの発端は、山崎会長が協会機関誌「日本精神科病院協会雑誌」の5月号で、〈(患者対応のため)精神科医に拳銃を持たせてくれ〉という部下の医師の発言を引用したことだ。今月21日、患者団体の抗議を受け、協会は〈不快な思いをされた方がいたのであれば、今後は気をつけたい〉と回答していた。
(ほぼ低能ネットウヨ)
その山崎会長は、2016年5月号では〈アジアでこんなこと〉なる記事を執筆。山崎会長が院長を務める病院の精神神経科医師による〈朝鮮民族にはDSM―Ⅳ認定の『火病』(ファビョン)という、怒りを抑えることができなくなって暴れまわるという精神病があり〉などといった調査結果を引用した上で、〈僕の結論は、日本に生まれてよかったな、ということでありました〉と「ヘイトスピーチ」と取られかねない主張を展開している。
〈日本人洗脳計画〉と題した15年9月号の記事では、戦後日本でGHQが占領政策の一環として行ったといわれる「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画(WGIP)」を紹介。当時、国会で審議中の安保法をめぐって、〈左翼は安保法案を戦争法案と位置付け、軍靴の響き、徴兵制復活と陳腐な表現で騒ぎ立てる〉などと偏った“持論”を披歴している。記事中では、名指しで野党議員を猛批判してもいるのだ。
これらの記事は全て、「精神科医に拳銃を」報道が出て以降、公式ホームページから削除された。全国1200超の医療機関が会員として所属する公益社団法人のトップが、まるで“ネトウヨ”のような主張を機関誌で展開しているのだから驚きだ。山崎会長の機関誌での発言について、協会に見解を求めたが、担当者は「事実確認に時間がかかる」と返答を避けた。
(安倍お友達)
そんな山崎会長だが、実は、「首相動静」に度々登場。安倍首相とは“お友達”関係にあるのだ。
例えば、16年7月22日の首相動静によると、安倍首相は午後7時29分、別荘付近の山梨県内富士河口湖町にある中華料理店で山崎会長と会食。翌23日には、山中湖村のゴルフ場で共にラウンドしている。山崎会長は23日付のフェイスブックに、安倍首相と笑顔で肩を組む写真を投稿。写真には〈2016 07 22〉と日付が記されている。ちなみに、首相動静によると、22日午前、安倍首相は同じゴルフ場で“腹心の友”である加計孝太郎理事長とゴルフに興じている。つまり、安倍首相にとって山崎会長は、休暇を共に過ごす、加計理事長並みの“お友達”というわけだ。
同年9月2日には、山崎会長が春の叙勲で「旭日重光章」を受章したことを受け、安倍首相は都内ホテル宴会場で開催された「お祝いの会」に出席し、挨拶しているほどだ。
森友問題では、戦前の教育指針だった「教育勅語」を礼賛する籠池前理事長が安倍夫妻に接近。加計問題でも、加計理事長は右翼組織「日本会議」の別動隊といわれる「教科書改善の会」に名を連ねている。その上、懇意にしている重鎮精神科医まで「韓国ヘイト」に「戦争法礼賛」である。安倍首相はこの際、“お友達関係”を一から見直した方がいい。
6月27日 日刊ゲンダイ

★注、
1カ月以上も遅れたが、やっとメディアがネットに追いついたということでしょう。(安倍アンダーコントロールの日本のマスメディアの中ではスポーツ紙とか日刊ゲンダイのような権威や信用度が低いメディアの方が多少は縛りが緩い)

『延々と70年近く続いていた朝鮮戦争が、歴史的な6・12米朝首脳会談の開催成功で「すでに終わった」らしい』


6・12以後に、反米スローガンも米帝国主義の言葉もすべて消えていた。(南北融和一色の北朝鮮のプロパガンダ)


6月23日、ロシアのW杯スタジアムで南朝鮮(韓国)の文在寅大統領とジャンニ・インファンティーノ国際サッカー連盟(FIFA)会長が2030年のサッカー・ワールドカップ南北共同開催を話し合った。(FIFA会長は南北での開催は1年前から出ていたと明かす)

『蚊帳の外』どころか何周も「周回遅れ」 すべからく『見ているが見なかったことにする日本の無残』

テレビとか大手新聞社ですが、今でも歴史的な6・12米朝首脳会談の開催以前と同じ記事(北朝鮮の核放棄)しか報じていないが、肝心のアメリカのトランプ政権や北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)委員長、南朝鮮(韓国)の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も同じで、もう『終わっている』と考えているのです。日本の政府や有識者やマスコミと米国や北朝鮮や韓国やロシアとの認識のずれが余りにも大きすぎる。
如何も世界中で日本人だけが『とうとう、朝鮮戦争が終わった』(6・12以前と、6・12以後では180度全ての物事の正誤や善悪が逆転した)との現状認識が出来ないのである。
トランプ大統領と金正恩(キムジョンウン)委員長による首脳会談が世紀の歴史的会談だった所以とは、北朝鮮の非核化でもアメリカによる体制保障でもない。もっとも重要な部分とは朝鮮戦争にピリオドを打ったことなのです。いわゆるエスタブリッシュメントの有識者やマスコミは米国も日本も韓国も同じで(本格的な戦争は嫌だが)今のような(戦争の一歩手前の)朝鮮戦争休戦レジームが永久に続いて欲しかった。そこで策士のキッシンジャーの指南を受けたトランプは朝鮮戦争を(核やミサイルは一刻の猶予も無い)今すぐに開戦するか、それとも逆に『終戦』するかの両極端の二者択一を迫って、否応なく終戦に持ち込んだ。エゲツナイ詐欺か手品のような話である。

『第二次世界大戦の戦後処理の失敗を清算したらしい、歴史的なドナルド・トランプの大きな役目』

そもそもベトナムの17度線も朝鮮の38度線も国境線ではない。アメリカのキッシンジャー大統領補佐官がノーベル平和賞を受賞した1973年のパリ協定にもその事実が確認されているが、なんと歴史的な4・27板門店宣言にも同じ意味のことが確認されていたらしいのである。同じ分断国家でも東ドイツを吸収合併したドイツとは大きく違い、朝鮮戦争もベトナム戦争も同じでアメリカが第二次世界大戦の戦後処理を不適切に行ったことに全て尽きるのである。
東西冷戦だと思うから勘違いする。東西ドイツとは大きく違い、南北両方とも朝鮮半島全部が国土『一つの国』だと主張しているので北朝鮮とか南朝鮮との『当たり前の名称』を極端に嫌がる。(統一前の西ドイツは自分でもウエスト・ジャーマンと呼んでいたが韓国はサウス・コリアとは決して呼ばずリパブリック・コリアと名乗るので北朝鮮と混同される)
冷戦とは直接関係が無いとの驚くべき事実は、時期的に、そもそも今回の北朝鮮問題は27年前(1991年)の冷戦崩壊後に起きていた事実を思い出せば誰にでも納得できるでしょう。
6・12米朝首脳会談でトランプ大統領が行ったのは『最後の冷戦』を終わらしたのではなくて、第二次世界大戦の最終的な戦後処理を行ったのである。(もしもWWⅡの戦後処理なら必然的に歴史的な米朝会談の先にあるのは、今後南北朝鮮が平和統一に進むことになる)今の日本のマスコミとか有識者たちに一番欠けているのは、この統一コリアとの視点ではないだろうか。今の世界で一番の親米国家とは(十数年も続いたあの地獄のベトナム戦争を戦った)統一ベトナムだった。(靖国神社に公式参拝する対米従属命の安倍晋三など、アメリカ側から見れば間違いなく反米勢力)朝鮮半島や日本列島では未だ第二次世界大戦の戦後処理が適切に終わっていなかったのである。(今の日本の不幸とは、あまりにも恐ろしいこの事実に日本人知識層の誰一人も気が付いていないことに尽きるのである)


パレスチナとエルサレムとカジノ解禁 不幸の三題話

$
0
0
『米大使館エルサレム移転と日本のカジノ開業を結ぶ深い関係とは?』2018/02/27 (読売新聞系列)

2月27日(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
米大使館移転と日本のカジノの2つに関係する人物
6:31~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター高橋和夫(国際政治学者・放送大学教授)


カジノホテル大手ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長兼CEO 2012年9月20日 写真提供:産経新聞社

米大使館エルサレム移転と日本のカジノ開業の接点となる人物・アデルソン

イスラエルのアメリカ大使館エルサレム移転と日本のカジノ開業。一見関係がないように見える2つの事柄に大きく関連する一人の人物、シェルドン・アデルソンというユダヤ系アメリカ人の実業家について、国際情勢に詳しい高橋和夫に訊く。

高嶋)アメリカ大使館エルサレム移転が日本のカジノ開業と結び付く大きな接点があるという話なのですが、これはどういう意味合いですか?

高橋)アメリカ大使館を今あるテルアビブからエルサレムに移すには当然お金がかかりますよね。それを俺が出すという人がいて、その人がアデルソンというアメリカのカジノ経営者なのですね。このカジノ経営者はラスベガスですごいお金を儲けられて、マカオそしてシンガポールに進出してきて、次は日本に来たいと言っている方です。この方がエルサレムに関係しているということなので、日本にもそう遠い話ではないなということです。

高嶋)ユダヤ系の方ですか?


ポーランド・オシフィエンチム(ドイツ名アウシュヴィッツ)に置かれたアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所のアウシュヴィッツ第一強制収容所正門。「ARBEIT MACHT FREI」(「働けば自由になる」)とある(強制収容所 (ナチス) – Wikipediaより)

アデルソンの思想の背景

高橋)そうです。お父さんがロシアから移民した方で、丁度生まれたのが1933年と、かなりご高齢です。1933年というのはドイツでヒトラーが政権を取った年です。1945年に第二次大戦が終わってヨーロッパで600万人ユダヤ人が殺されたという事実が出て来たころ、アデルソンは12歳くらいです。このことに「ヨーロッパのユダヤ人を助けることはできなかった」とアメリカのユダヤ人は強い意識を持っていて、イスラエルに対する支援に一生懸命な世代です。彼はその代表的な人物ですね。


マリーナベイ・サンズ – Wikipediaより

アデルソンの経営するカジノ「サンズ」と日本

高嶋)今でもラスベガスで有名なホテル・カジノをやっているのですか?

高橋)ええ。彼の経営しているところはサンズというホテルです。

高嶋)有名ですね。このアデルソンという方はユダヤ系の方だから勿論、首都のエルサレム移転、そして日本のIRについても食指を伸ばしているわけですか。

高橋)そうです。日本人がモデルにしている統合型リゾート、シンガポールのマリーナベイ・サンズ。そこに日本の政治家はたくさん見学に行かれてますよね。だからこういうのでただ単にカジノじゃないぞ、会議場もあるしホテルもあるしということを彼は売り込んでるのですね。

高嶋)すんなり日本でも行きそうなのですか?

高橋)いやライバルの会社もありますし、日本ではギャンブル依存症という問題もあるので、これで良いのかという議論は勿論あります。

高嶋)彼はどんなことを主張しているのですか?

高橋)日本は良いけどギャンブルのスペースがちょっと狭すぎて、これじゃ採算が取れないから、ホテルとか会場はあんまり儲からない。だから日本はもうちょっと自分が儲かるようにしてくれという立場です。もしかしたら、一応言っているだけで、今の条件でも飲むのかもしれないですが、商売上手ですからね。


ベンヤミン・ネタニヤフ – Wikipediaより

ユダヤ系の人々のイスラエル支援への想い

高嶋)アデルソンさんのように、イスラエルを応援する大金持ちというのはいっぱいいるのですか?

高橋)「いかにお金を儲けたか」ではなくて、「いかにイスラエルのために尽くしたか」というのがユダヤ人コミュニティでは勲章みたいなものなのですね。ですからイスラエルに行くと、この大学は誰が寄付したとか、有名なユダヤ系の方の寄付の場所が沢山あります。この方はイスラエルでは今のネタニヤフ首相の支援者として知られて、アメリカではトランプさんを支持していて、トランプさんの就任式かかった500万ドルは彼が持ったと言われています。

高嶋)途方もない大金持ちですね。84歳ですか。スケールの大きい話を伺いました。


高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

フェアプレイとは真逆だったがW杯決勝進出

$
0
0
KeisukeHonda(本田圭佑)‏認証済みアカウント @kskgroup2017

最近読んだお気に入りの本。シェアしたいと思ったくらいなので是非。
18:51 - 2018年5月1日


セネガル戦で同点ゴールを決めた直後に『あっかんべー』をする本田圭佑

『本田圭佑推薦の6480円思想書『負債論』が異例の増刷 難解な専門書もワールドカップ特需?』6月28日 AERA

サッカー・ワールドカップで強豪・コロンビアを撃破し、アフリカの雄・セネガルには二度にわたってリードを許しながらも本田圭佑の同点ゴールで引き分けに持ち込んだ日本代表。監督解任のゴタゴタなどから大会前の期待はイマイチだったが、「持っている男・本田」の復活で日本中が大きな盛り上がりを見せている。

初戦を飾った19日のコロンビア戦の翌日には、日経平均株価が上昇。上げ幅は一時、300円を超えた。すでに関連グッズは一部品薄になっていて、パブリックビューイングやスポーツバーでは予約の電話が相次いでいるという。書店では、W杯を特集した雑誌や選手の著書などが集められた特設コーナーも設けられている。第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「予選リーグ突破で、ベスト16入りをした2010年南アフリカ大会と同じ215億円の経済効果が見込める」と指摘している。

 そのなかで、異例の注目を集めているのが本田が推薦した一冊の思想書だ。本田は5月2日、ツイッターで<最近読んだお気に入りの本。シェアしたいと思ったくらいなので是非>と写真付きの投稿をした。そこに写っていたのは、米国の人類学者であるデヴィッド・グレーバーの著書『負債論 貨幣と暴力の5000年』(以分社)。848ページの大著で、価格はなんと6480円。本田は読書家として知られているが、専門家でも読み応えのある学術書を推薦したことに、本田の投稿は1300回以上リツイートされた。

 約40万人のフォロワーを持つ本田の影響は大きかった。投稿後には、アマゾンで本が売り切れに。出版元である以文社の編集者は「専門書なので初版は3000部の発行でしたが、今月、2度目の重版ができました。今も堅調な売れ行きです」と喜ぶ。

 気になる本の内容はどのようなものなのか。デヴィッド・グレーバーは1961年に生まれ、現在はイギリスの名門大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで人類学の教授を務めている。アナキストの活動家としても知られ、「われわれは99パーセントだ」のスローガンを作り、ウォールストリート占拠運動の理論的支柱の一人でもある。

 グレーバーが『負債論』で明らかにしたことは、「負債」の持つ意味だ。古代から人間社会は、分かち合いや贈与、貸し借りによって共同体が維持されてきた。ところが、それが貨幣によって借金として数値化されたことで「貸した人」と「借りた人」という上下関係が生まれ、「支配する人」と「支配される人」の構造が生まれたと分析する。

 グレーバーが例の一つとしてあげるのは、南北アメリカ大陸の征服と、その過程で大きな役割を果たした奴隷制だ。支配者は、奴隷に前金を渡した後、それを返済させるために5〜10年の労働を強制した。これらは「年季奉公人」とも呼ばれたが、負債を追わせることで逃げることを許されないようにし、過酷な奴隷労働を強いていた。

 この構造は、形を変えながらも現代に残されている。現代社会で生きる人の多くは家、車、教育など、様々な債務(ローン)を抱えて生活している。債務があるために、自由な生き方が制限されるというのは、多くの人に共通した感覚だろう。国家に話を広げれば、ギリシャやイタリア、アフリカの発展途上国などが多額の債務抱えたことで、国家として独自の政策ができない状況に追い込まれている。

「グレーバーの『負債論』の原書は、08年のリーマンショックの記憶も新しい時期に刊行されました。街に破産した人があふれた一方で、問題を引き起こした巨大金融企業は債務返還を免除されました。誰もが『おかしい』と思った状況を生み出した、この『負債』について、はるか人類5000年の歴史をさかのぼり検証したのが、本書です。金融資本が幅をきかせる現代社会を理解する意味でも、必読書のひとつと言えるでしょう。それが多くの人に受け入れられたのではないでしょうか」(前出の版元編集者)



 グレーバーの展開する議論に、ニューヨーク・タイムズやフィナンシャル・タイムズなどが紙面で賛辞を送り、『負債論』は世界各国でベストセラーになった。日本でも話題になった『21世紀の資本』のトマ・ピケティも「I Love Debt」(負債論、愛しています)とのコメントを寄せている。

 グレーバーは、「借金は返さなければならない」というモラルを疑うことを本の中で訴えている。本田自身もこれまで人々の常識を覆してきたが、この過激な思想書を「お気に入りの本」と評価したのも、同じく常識破りの考えを持つグレーバーが、歴史的事実の緻密な積み上げで一つの思想として実らせたことにあるのかもしれない。前出の版元編集者は「大きな本ですが、実際に手に取ってじっくりと読み解いてほしい」と話している。
AERA 編集部



5千年分ため込んだトヨタ

$
0
0
               演説会で訴える日本共産党の小池書記局長=6月29日、川崎市多摩区

『共産・小池氏「トヨタの内部留保、使い切るのに5千年」』2018年6月30日 朝日新聞

小池晃・共産党書記局長(発言録)
史上空前の利益を上げている大企業への減税をやめれば、社会保障の財源ができる。大企業には十分体力はある。
トヨタ自動車の3月期決算を見てみたら、子会社も含めて連結内部留保は約20兆円。毎日1千万円ずつ使っていくとする。想像できませんが、使い切るのに5480年かかる。縄文時代ぐらいから使い始めて、ようやく最近使い終わる。
このお金を生かしたら、何ができるか。内部留保を賃上げに回す。正社員の雇用を増やす。そうすれば、トヨタの車はもっと売れるようになる。トヨタ自動車の未来を考えて、私は言っている。法人税の減税をやめて社会保障の財源に回せば、将来不安が取り除かれる。そういう人がトヨタの車を買うかもしれない。こういうのを、経済の好循環と言う。
安倍さんの経済政策は破綻(はたん)が続いています。3本の矢、新3本の矢、合計6本も放って一つもまともに当たっていない。(川崎市内の演説会で)

金子勝‏ @masaru_kaneko 16:50 - 2018年6月29日
【日本の株式市場は誰が支配しているのか】
国内の企業に投資する個人の株主が、昨年度初めて延べ5129万人と5000万人を超えたという。https://bit.ly/2KAnyaK
しかし、実は東証の売買は7割弱は外国人。日本市場は日銀介入を読んだ外国人投資家の餌食になっている。

(NHKのニュースキャスターが日銀が運用を委託した信託会社が株取引の3割を占めているとの発言が本当なら、アベノミクスの日本経済の場合、金子勝の(落語の)『花見酒』が本当の実態だったことになる。酔いが冷めたら完全にスッテンテン。トヨタの名前だけが残っていたとの笑い話)



「みんなのための資本論」2018年6月29日(金) 午後10時00分(45分) NHK Eテレ

ドキュランドへ ようこそ!・選「みんなのための資本論」
番組内容
ビル・クリントン大統領時代に労働長官を務めた経済学者のロバート・ライシュが、カリフォルニア大学で行った授業をもとに制作されたドキュメンタリー。トマ・ピケティらの研究を引用しつつ、格差社会に至った原因を明らかにしていく。「経済を動かす中間層が激減したために消費が減退し、政府が負債を抱える悪循環が起きている」などと指摘し、“弱者を守る”という信念から現代アメリカ社会に一石を投じる。



クリントンの労働長官だったロバート・ライシュは(大恐慌直前だった)1928年と(リーマンショック直前の)2007年とが国民所得の配分とか税制など色々な部分で社会構造が相似形になっていると指摘すると共に、なんと、あの胡散臭いウオーターゲート事件で失脚したニクソン大統領の時代が一番経済的に格差が一番小さい素晴らしい時代だった事実を挙げて1970年代の終盤から格差が拡大(金持ちがより金持ちになって、その分だけ中間層が没落して)『大恐慌』に向かってアメリカが暴走している事実を明らかにしているのですから怖ろしい。(★注、ただし、ロバート・ライシュはアメリカ人に評判の悪いニクソンの名前を一切出していない)
NHKの番組の収録日時はトランプ政権誕生以前の2013年なので直接的には無関係だが、内容的に今のトランプ大統領の政策(グローバリズムを否定。国内の製造業の保護)を側面から擁護する番組だった。



トランプは合理的、バカと切り捨てられない」 『国体論』著者・白井聡インタビュー. 2018年 6月26日(火)ニューズウィーク日本版‏ @Newsweek_JAPAN

<敗戦を境に天皇を頂点とする日本の統治体制「国体」は、アメリカへの従属にとって代わられた——注目の新書『国体論』の著者が語る戦後日本の矛盾>
アメリカと米同盟諸国との対立が目立ってきている。6
月のG7ではその対立が際立っていた。一方、日本は、6月12日の米朝首脳会談で非核化費用の負担ばかり求められ、北朝鮮をめぐる外交において「蚊帳の外」かと騒がれた。
そんななか、『国体論——菊と星条旗』(集英社新書)が注目を集めている。1945 年の敗戦を境に、天皇(菊)を頂点とする日本の統治体制であった「国体」が、アメリカ(星条旗)への従属にとって代わられた、と歴史的に分析。この特殊な従属体制から脱却しなければ、日本は敗戦に続く二度目の破綻に向かうと警告する。著者・白井聡に本誌編集部・深田政彦が話を聞いた。
***
——ドナルド・トランプ大統領は従来の米政権とは異質だ。その点で、戦後史の考察から日米関係を論じた本書の視点は通用しにくいのではないか。

いや、米大統領が誰になろうとも、日本の側は何にも変わらないということが、この間証明された。
大統領がどんな人であろうが、何を言おうが、安倍晋三は迎合するだけだ。しかも、必死に媚びを売る安倍の姿が日本国民を憤激させることもない。むしろ、「よくやっている」などと喧伝されている。だから、『国体論』に書いたことは、より一層明白になったと言える。
つまり、トランプ政権の登場によって「戦後の国体」の矛盾は、いよいよ隠せなくなってきている。「戦後の国体」の頂点たるアメリカに、恭順し、媚を売れば売るほど、日本が収奪の対象とみなされていく構図がはっきりしたからだ。
トランプの言動には、「われわれアメリカは公明正大なのに、その善意に同盟諸国は付け込んでいる」といった被害者意識が感じられる。日本のような、アメリカ頼みの同盟国の付け込みを止めさせれば、「アメリカを再び偉大に」できるというわけなのだろう。
「アメリカを再び偉大に」という、このスローガンの元祖はベトナム戦争後の暗い世相を打ち破ったレーガン大統領だと思う。レーガノミクスは製造業復活を唱えながらドル安誘導をせず、「強いドル」を支持。ブードゥー(いんちき)経済と呼ばれるほど矛盾だらけだったのに、レーガンの颯爽とした姿に米国民は「偉大なアメリカの復活」を見て熱狂した。
その後の大統領も皆、「偉大なアメリカ」を演出しようとした。次のジョージ・ブッシュは宿敵ソ連を崩壊に追い込み、湾岸戦争で「世界の警察官」になったが経済運営に失敗。ビル・クリントンは製造業復活を目論見ながらも、レーガン同様の金融資本主義化でしのいだ。ブッシュ・ジュニアはネオコンのイデオロギーに基づいて対テロ戦争にのめり込む一方、金融資本主義化のツケがリーマンショックによって爆発的に露呈してきた。
ここでいよいよ行き詰まりが酷くなり、バラク・オバマが登場した。オバマはインテリで弁舌さわやかな黒人大統領。人種融和という「アメリカの夢」を象徴する存在だった。彼の姿に世界中が「偉大なアメリカの復活」を期待した。しかしながら、何もできなかった。格差は広がり、荒廃している。つまり、歴代大統領が皆「偉大なアメリカ」を演じながら、繰り返し失敗してきたということだ。
そこで、「偉大なアメリカ」をスローガンとして直接打ち出すことで政権を取ったのがトランプだ。アメリカが衰退局面にあるなか、他国よりも自国中心に、という姿勢で、日本に厳しくあたる。
日本では、特にリベラル派に「トランプ当選にがっかりした」との論調がある。だがアメリカはずっと「アメリカ・ファースト」だったし、「偉大なアメリカの復活」というプロジェクトを繰り返してきただけだ。日本がそんな物語を共有する必要はない。米大統領は偉大でなければ、と期待することこそ、日本が「魂の従属」下にある証拠だ。

——本書ではアメリカ流新自由主義に従属する日本を批判しているが、トランプはTPP(環太平洋自由貿易協定)を離脱。他の先進国と対立している。

この間、TPPについて後押しをしてきた日本の「識者」たちのインチキぶりが白日の下にさらされた。彼らは「TPPは自由貿易の推進だから良いものだ」と言っていた。ところがいま、トランプ政権が日米FTA交渉へ日本を引きずり出すべく圧力を高めてくると「これは困ったことだ」と論評している。けれども、FTAだって自由貿易の推進だろう。何の一貫性もない。
つまり、彼らがTPPを支持していた本当の理由は、「自己利益をゴリ押ししてくるアメリカを多国間で抑え込む」ということだったわけだ。それを隠して、「自由貿易=善」という抽象的図式を喧伝することで、アメリカは「慈悲深い天皇」であるかのように演出されてきた。しかし、もうこんな猿芝居も限界だ。
TPPの交渉過程でせり上がってきたことだが、本質的な問題は、非関税障壁という概念の危険性や、大資本の権力のさらなる肥大化であり、それらが自由貿易推進の大義名分のもとで昂進してきたことなのだ。本当はこれらの問題に目が向けられるべきなのだが、対米従属の「戦後の国体」を仕切っている連中は、「トランプは《アメリカ・ファースト》だから大変だ」と言ってオロオロするしか能がない。『国体論』は、こうした「馬鹿につける薬」だ。

——トランプの問題は政策そのものよりも政策決定がいい加減で、選挙アピールばかりなことにあるのでは。

ただ11月の中間選挙で負ければ、政権運営に支障が出る。ここのところの大統領はみな中間選挙で負けてしまい、指導権を失っている。首尾一貫性がなくても、選挙に勝つことを狙うのはある意味で合理的なところがある。
現時点でトランプを無暗に称賛できないが、「バカ」と切り捨てる議論にもくみしない。米朝交渉でも、リビア方式が持論だったジョン・ボルトン大統領補佐官を抑え込んだことに、トランプの強固な意志を感じた。確かにトランプ政権は官僚のポストが大量に空席で片肺飛行なのに、国家は崩壊していない。驚くべき政権だろう。

——駐留米軍撤退論もトランプ独特の持論だ。

トランプが中長期的にどうするつもりなのかよくわからないが、米韓軍事演習を中止すると言っただけで、日本の親米派は「やめないで」と騒ぎだした。朝鮮戦争が終わるくらいなら、再開して日本に核ミサイルが飛んできた方がマシだというのが彼らの本音だということが明らかになった。「異次元の圧力」というのは、そういうことだ。それもこれも対米従属を続けるためであり、この「国体」を維持するためならどんな犠牲もいとわないというわけだ。第二次大戦中の指導者層と全く同じ発想だ。

——米軍基地問題に関して、トランプの撤退論に期待する声もあった。

対米従属を自己目的化した支配体制を取り除かない限り、日本にはそれをチャンスにできる主体性がない。政官財学メディア全てに言えるが、その主流派は従来の対米従属システムを維持することで自分の権益を守るのが行動原理になっている。「原子力ムラ」という言葉があるが、「安保ムラ」はもっと巨大で、政官財学メディアの主要部分全体が安保ムラだと言えるくらいだ。
「アメリカの一の子分」として戦後復興に邁進した時代には、その問題性が表面化しにくかったし、単なる子分でよいというメンタリティーもなかったはずだ。むしろ復興を支えた日本のエートス(社会規範)は、アメリカに従属しながらも「(経済戦争で)今度こそアメリカに勝つ」という、戦前の教育を受けたリーダー層の複雑な感情にあったと思う。アメリカに反発しながらも、自国の繁栄がアメリカのパワーによって保障されているという矛盾や葛藤がそこにはあった。
ところが世代交代でそうしたエートスが失われ、親米スタンスは、日本の支配層の階段を上る単なるパスポートのようなものになった。そして、復興の成功体験があまりに強烈で、何のための従属が分からなくなってしまった。
だから、無条件に従属のための従属をしている。そこには以前のような葛藤がない。葛藤のない人間は成熟せず、幼児化する。
冷戦以降、アメリカが日本を保護する理由がなくなる一方、東アジアは激動の時代に入った。中国の国力の大幅な増進が第一のファクターだが、それに加えて朝鮮戦争の終結が視野に入ってきた。東アジアにおける冷戦構造の残滓の一大要因がなくなる。これが実現すれば、在韓米軍は不要となり、今度は在日米軍の問題に議論は移行するだろう。一方で中国共産党政権は、台湾を版図に治めないと国家が完成しないという神話を持ち、それを長年国民にプロパガンダしてきた。台湾問題は朝鮮半島問題よりも難しい課題だ。

「ショーンKに騙された、恥ずかしい日本人」 『国体論』著者・白井聡インタビュー

「今の日本は自発的に主権を放棄し、国民は政治的自由を自ら放棄している」
『国体論――菊と星条旗』(集英社新書)の著者・白井聡へのインタビュー後編。日本はどうすれば対米従属から抜け出せるのか。

――日本を取り巻く国際情勢の緊張を目前にして、日本はどう主体性を取り戻すのか。

対米従属を止める一番確実で簡単な方法を言うなら、中国と戦争して負けることだ(笑)。そうすれば今度は対中従属の時代が始まって、これまで対米従属の合理性を説いてきた識者たちが「日本文明はそもそも中華文明の一部だった」などと理屈をつけて従属を合理化してくれるだろう。
冗談はさておき、人口や経済規模の観点から巨大な国家から圧力を受けることは避けようがない。主権国家といっても孤立して生きていける国はない。問われるべきは、そうした現実的な制約の下、どれだけの努力をしているのかということだ。少しでも自由でありたい、制約を脱したいというのが本来の人間だ。今の日本は自発的に主権を放棄し、その国民は政治的自由を自ら放棄している。かつて批評家・東浩紀氏が「動物化」という概念を提起したが、その通りだろう。こういう在り方は人間的とは言えない。

――まずは対米従属を脱してから合理的に日中同盟や日ロ同盟の可能性を......。

あらゆる可能性を吟味したうえで日米同盟が最も合理的な選択肢として選ばれるのならば、それは理解できる。しかし、現実はそうではない。弁護士・猿田佐世氏が「ワシントン拡声器」という概念によって明らかにしていることだが、日本の政官メディアがやっていることは、言うなれば「アメリカの神社化」だ。
対米従属エリートたちは、渡米してアメリカの政財界やシンクタンクなどに、日本国民の血税を原資とする「賽銭」をばらまいて拝む。そうすると、「神のお告げ」、つまり日本の親米派に都合のいいことが書かれたレポートが出て来るので、日本に持ち帰って、「神様はこう言っておられる!」と言って触れ回る。公金を何億円も使って命令してもらっているのだ。

――中国の脅威に日米同盟で対抗するのは合理的だが。

戦後日本の対米従属の理由づけは、対ソ連、対北朝鮮、そして対中と、ころころ変わってきた。外交は常に相互関係だ。中国からすれば、日本は世界がどう変わろうが言い訳を見つけて、アメリカと一緒に中国を封じ込めようとしているように見えるだろう。それならこっちにも考えがあると、中国は習近平政権になってから強硬姿勢を増している。

――対米従属からの自立はこれまでも反米保守派からも唱えられてきた。

石原慎太郎なんかが典型だが、威勢のいい発言は全て日本国内向けで、ワシントンに行けば対中脅威論をあおって、日米同盟を称賛する。かつて占領憲法はけしからんといいながら、政権を握ったら「ロン・ヤス」「不沈空母」と言いだした中曽根康弘首相も同じだ。
当世流行のネトウヨの諸君もそうだが、戦後日本では、「愛国的」「右翼的」であればあるほど対米従属的であるというのが常識となっている。だから、この国の右側にはナショナリズムなど存在しない。愛国ごっこに姿を借りた奴隷根性があるだけだ。
冷戦構造が厳しかった時代でさえ、アジアの親米国家の指導者でアメリカと軋轢を生じさせて暗殺された人物は、その疑惑を含め複数いる。日本の親米保守派は面従腹背を気取ってきたかもしれないが、誰も暗殺されたことがない。
あらためて2010年に沖縄米軍基地問題のために退陣した鳩山政権の挫折の異様さを肝に銘じるべきだ。普天間基地の沖縄県外移転という方針に、アメリカが直接怒ったのではなく、「アメリカの言いそうなこと」を日本のメディアや官僚、民主党政権の閣僚までが先回りして騒いで倒閣した。アメリカに対していささかなりとも主体性を見せることが、「反国体」的なのだ。

対米自立を避ける日本の野党

――日本の野党はどうか。

民進党の解体は見苦しかった。自民党と根本的に対決しようとするのなら、真の争点になるのは「対米自立」のはずだ。彼らが日本共産党との共闘から逃げ出した、あるいは及び腰である理由は、煎じ詰めればこの問題なのだ。共産党こそ、対米自立を一貫して唱えてきた勢力だからだ。だから、共産党と本格的に連携するとこの課題に取り組まざるを得なくなるのであり、それが怖いから、クラゲのように浮遊する国民民主党が生まれた。
立憲民主党はと言えば、腹を決めるしかないのに、選挙では共産党の候補に推薦を出そうとしない。対米自立という野党共闘の真の意味を理解しているのは、共産党の志位和夫委員長と自由党の小沢一郎共同代表だけだ。

――結局、日本は対米従属を脱せるのか。それとも破綻に向かうのか。

破綻はこれから起こるのではなく、すでに起こっている。安倍政権が腐敗と失政にもかかわらず長期本格化している、つまりこんな政権が相対的にであれ国民から支持されているという事実は、まさにこの国の破綻を物語っている。国民、とりわけエリート層の立て直しにしか、本当の解決はないだろう。日本の対米従属はきわめて異様であるという認識が広がることが大事だ。
そのことに気づかされる機会には事欠かないのだ。例えば、ショーンKの経歴・学歴詐称事件。バタ臭い顔にハーバードのMBAという肩書をぶら下げていたわけだが、日本のテレビ局は、それにひれ伏すかのように事実を確かめることすらしなかった。日本人が彼に騙されたのは、現代日本が単に軍事的にアメリカに従属しているだけでなく、魂の次元で従属し、そのことを自覚すらできないような恥ずかしい在り方をしているからだ。
皆、対米従属を批判したらおこぼれにあずかれないと恐れているのかもしれない。けれども、『国体論』は売れており、印税も入って来る(笑)。私は「そんなことを言ったら干されるぞ」と言われそうなことを遠慮なく発言してきたが、それでも食っていけることを証明している。

タイトルの『トランプは合理的、バカと切り捨てられない』や『ショーンKに騙された、恥ずかしい日本人』は素晴らしい出来上がりなのだが、・・・

今の日本で一番頭が切れる新進気鋭の政治学者、白井聡のインタビュー記事ですが、(推敲を重ねた『論文』とは違うので仕方がない側面もあるが)長さの割には中身が薄い。
あまり人のことは言えないが、文章があまりにも長すぎるので飽きてくる。白井聡の場合には中身自体には少しも間違いはないのだが残念。文章を10分の一ぐらいに短く要約すれば随分よくなるでしょう。
★注、
正誤が誰にでも分かり易い単純な構造の自然科学とは大違いで、社会科学の場合は一番大事な要素とは正誤でも善悪でも無くて、何が大事であり、何がそれ程大事ではないかとの、すべての物事の優先順位なのです。アメリカ大統領のトランプを何故リベラル知識層が必死になって『バカ』と切り捨てるのかの謎が、曖昧に済ましているが、冷戦の残滓(朝鮮戦争の終結)だけでは、これほどの騒ぎにはならない。
もっと大きな、第二次世界大戦の最終的な戦後処理をトランプ大統領が密かに画策しているので、世界中のエスタブリッシュメントが総がかりで抵抗していると見るべきであろう。日本に関する部分はまさに『ショーンKに騙された、恥ずかしい日本人』の1行に尽きるのである。



世界遺産の隠れキリシタンと部落差別の相克

$
0
0
分断差別の歴史を超えて和解へ 『生き抜け、その日のために 長崎の被差別部落とキリシタン』2016年5月12日Christian Today

本書のあとがきで著者高山文彦氏はこう書いている。「キリシタンと被差別民の相克、すべてを焼き払う原爆の悲惨、そうした辛苦の運命を生きてきた長崎という特異な都市の歴史において、静かな祈りのように重ねられてきた『その日』を願う人びとの粘りづよい生きかたを私は記録しておきたかった」
長崎県の浦上が4度の弾圧と原爆の被害を受けながらも、キリスト教信仰の受け継がれてきた土地であることはよく知られている。しかし、キリシタンが近年まで差別されてきた歴史は、あまり知られていない。
さらに、キリシタンを監視するため、浦上に被差別部落がつくられ、弾圧の役割を担わされ、両者の間に根深い対立と怨念の歴史があったということは、ほとんど知られていないのではないだろうか。
月刊「部落解放」での5年間の連載をまとめた本書は、被差別部落とキリシタンの膨大な資料を元に、見過ごされていた歴史を丹念に掘り起こした優れたノンフィクションだ。
かつて長崎に住み、それがきっかけでクリスチャンとなり、今もあの土地を愛してやまない1人の人間として、このような力作が出版されたことに、深く感謝したい。
個人的なことに少し触れさせていただきたい。私がキリスト教と初めて出会ったのは長崎、浦上だった。私は15年前、新卒で入局したNHKで長崎に転勤となり、新社会人として働き始めた。
職場の5階建てのビルは26聖人殉教の地、西坂公園に接しており、よく5階の裏口からつながっている公園の隅でこっそりタバコを吸っていたものだ。当時住んでいたアパートは、浦上天主堂のすぐ裏にあり、日曜日にはアンジェラスの鐘がいつも聞こえてきた。
地元のお年寄りにあいさつしたときに言われたことがある。「あそこはクロが住むとこですよ。なんで東京からわざわざ来た若い人があんなとこ住むとね。物好きやね」
それが「クロス(十字架)」に由来するキリシタンを指す蔑称であると、後になって知った。それまでキリスト教と全く縁がなかった若造には、その意味も、そこに込められた意図も分からなかったのだが。

それからキリシタン史の本を読むうちに、浦上という土地が、江戸時代3度の弾圧があり、明治には四番崩れという大弾圧で3千人が全国に配流され、600人以上の犠牲者を出し、さらに原爆で1万2千人中8千人が亡くなる(長崎五番崩れともいわれる)という“5回”もの弾圧と虐殺を超えて400年間、信仰が生きている土地であることを初めて知った。
なぜ世界史的にもまれなほどの苦難の歴史を背負いながら、彼らは神様なんぞというものを信じるのだろう? どうしても分からなかった。(それからまわりまわって10年たって洗礼を受けることになった。なぜかプロテスタントの)
当時、何かの本でこんな記述を目にし、ずっと気になっていた。「かつて浦上の周りには、キリシタンを監視するための被差別部落があったが、原爆のため散り散りになり、今は残っていない」
しかし、このテーマは浦上キリシタン史の研究書にわずかに記載されている程度で、それ以上の詳細が書かれている本はほとんどなかった。私が知る限り、長崎で執筆活動を続けた作家、井上光晴の小説『地の群れ』(映画化もされた)で、わずかに描写しているぐらいだ。
本書を読み、あの時目にした、キリシタンと被差別部落という“差別された者同士”を対立させる「分断統治の歴史」という、語られることがまれだった歴史を初めて理解することができ、感慨深い。

浦上のキリシタンと被差別部落

長崎県は日本で最もキリスト教信仰が盛んな土地だ。人口約150万人中、カトリック信徒が6・4万人(人口比約4・3パーセント)を占め、その中心が浦上だ。住んでいたので分かるが、山の間のわずかな平野に住居が密集し、田畑はほとんどない。
戦前ここには「浦上キリシタン」と呼ばれた人々が1万人以上暮らしていた。また浦上には、長崎県最大の被差別部落があり、千人以上の人々が住み、ほとんどが靴や下駄や皮革製品を作り、生計を立てていたという。
彼らは、江戸時代のキリシタン弾圧には捕り手として駆り出され、捕縛や過酷な取り調べ、拷問の任務を負わされてきた。そのため、両者には根深い対立の歴史があったという。
キリスト教の側から見た浦上の原爆の被害については『長崎の鐘』『この子を残して』などを書いた永井隆の著作によって比較的知られているが、同じく甚大な被害を受けた被差別部落の実態は、戦後長らく調査すらされていなかったという。 
ようやく1980年に作成された「原爆被災復元調査事業報告書」によると、浦上の被差別部落1034人のうち155人が即死、1945年内にさらに140人が亡くなるなど人口の32パーセントが死亡、70年までに原爆症を原因として436人が死亡し、293人が行方不明となったという。

浦上の被差別部落の歴史

浦上では1928年に差別解消を目指す水平社が結成されたが、行政や政治と一体になり人並みの生活を目指す融和派との対立の中で、2年ほどで消滅してしまった。原爆で壊滅的な被害を受けた後、49年には県の復興計画の下、焼け残った宅地は区画整理と新たな道路設置のために安値で買い上げられた。
地主たちは、立ち入り禁止の札や針金を立て、土地を行政に買い上げてもらい大もうけをした。もともといた住民は代替地すら与えられず、離散を強いられた。「この事業によって、浦上部落は事実上、この世から消滅した」という。
長崎県ではその後、被差別部落の人々は、名乗り出ることで差別が表沙汰になることを恐れ、差別解消運動も進まなかった。69年に国会で同和対策事業特別措置法が成立した際、長崎県当局は“県内に被差別部落はない”とする報告を国に上げていたという。
戦後、浦上のキリシタンの歴史は、観光イメージのために大いに取り上げられたが、それにまつわる被差別の歴史は“なかった”ことにされていった。

被差別部落に生まれた2人の青年

そのような背景の下、本書では、浦上に生まれた中尾貫と磯本恒信という2人の人物が主人公として描かれる。中尾貫は、差別の中で苦労して育ち、終戦を経て苦学しながら教師となり、51年から五島列島の中学校に赴任する。
『五島キリシタン史』によると、五島でもキリシタンは差別され、卑しい者・全く別の生きものとされ、海に出ることも許されず、山に隠れて農業で生計を立てて生きていたという。1868(明治元)年には「五島崩れ」という弾圧が行われ、久賀島では200人の信徒が6坪の牢に8カ月間閉じ込められ、40人以上が死亡した。
学校でも、漁で潤う町の子が良い服を着ているのに比べ、隠れキリシタンの家の子どもはつぎはぎだらけのモンペを着て、わら草履で通っていた。「この子らは、あのころの自分たちのように差別を受けているのかもしれない。いや、もっとひどい差別を受けているのかもしれない」と思った中尾は、隠れキリシタンの里に住みつく。
そこは、電気も水道もない、山の薪を燃料に使う自給自足の村だった。子どもたちと学校に通い、夜には自分の家に子どもを集め、勉強を教えた。勉強の傍ら、子どもたちはぼろぼろになった聖書を読み、祈りをささげることもあった。その姿に打たれ、中尾も聖書を読むようになった。

そして中尾は、被差別部落とキリシタンの対立の歴史を知る。同僚のカトリック信徒の教師が語ったという言葉は象徴的だ。
「僕たちは“クロシュウ”と呼ばれとったんですよ。先生たちは“エタ”と呼ばれたかもしれんばってん、僕たちは“クロシュウ”と呼ばれて、すさまじい差別をうけとりました」。
「僕は小さいころ、浦上町の近くの農家で育ったんですが、古い人から、浦上のエタの人たちからだいぶいじめられたと聞いて育ったもので、どうしても浦上の人たちに心を許せないところがあるんです」。

もう1人の磯本恒信もまた、部落解放の運動に携わる中、自分たちの先祖がキリシタン弾圧の手先として使われてきたという歴史に向き合うことになる。
ある記録では、浦上四番崩れの際、キリシタン信者68人が捕らえられると、血気盛んなキリシタンの若者数百人と部落側の若者が、竹やりやこん棒で武装し殺し合うという事件も起きたという。
磯本はこんな言葉を語っている。
「キリシタンにたいして自分たちの先祖がしてきたことを考えたら、被害者づらばかりしてはおられんとばい。権力の手先になって、キリシタンを捕まえて、拷問にかけたり、殺したりしてきた。そりゃあ、自分たちの先祖は権力側にいいように使われて、やりたくもないことをさせられてきたという点で被害者ではあるかもしれんばってん、キリシタンには、そういう理屈は通らん。キリシタンとの歴史的問題をなんとか解決していく方法はなかもんかのう」。

歴史の理解と和解、結城了悟(ディエゴ・パチェコ)神父

この相互対立の歴史の和解に大きな役割を果たすことになるのが、本書のもう1人の主人公、スペイン出身で日本人国籍を取り、結城了悟という日本人となったイエズス会のディエゴ・パチェコ神父だ。
結城神父は39歳で長崎に移ってから、86歳で亡くなるまで、戦国時代以来の日本に来た宣教師たちの手紙など膨大なキリシタン資料を集め、解読、翻訳し、世に紹介することに生涯をささげた。その中で、部落解放運動に関わることになっていった。それは、宗教と差別をめぐるある事件がきっかけだったという。

差別と宗教

1979年に米国で開催された第3回世界宗教者平和会議で、全日本仏教会理事長で曹洞宗宗務総長の町田宗夫氏が「日本には部落差別はない。それは100年ほど昔の話であり、今はありません」「部落解放を理由に何かさわごうとしている者がいるだけで、政府も自治体も誰も差別はしていない」と発言し、部落問題に関する記録を報告書から削除させるという事件が起き、大きな批判を受けることになった。
部落解放同盟は強く抗議し、検証が行われる中で、仏教の過去帳や墓石に付けられた「差別戒名」「差別儀礼」に関する古文書が存在することが分かり、曹洞宗は全国約1万4700の寺を対象に「同和問題に関する寺院調査」を実施、143の寺に「差別戒名」が存在することが確認されたという。
これがきっかけで、全国各地で宗教や教派を超えた取り組みが始まり、「同和問題にとりくむ宗教教団連帯会議」が結成された。長崎でも「部落解放にとりくむ長崎宗教教団連帯会議」が結成され、浄土真宗本願寺派、真言宗各派、真宗大谷派、真宗各派、曹洞宗、天台宗、天理教に加え、カトリック教会、日本基督教団、日本聖公会、日本ナザレン教団など11の教団が参加し活動を始めた。
浦上天主堂の隣のカトリックセンターでも、毎月宗教者による研究会が始まり、長崎の解放運動の中心として活動していた中尾と磯本と結城神父が出会い、部落史研究と、キリシタン史研究の中で、対立してきた両者をつなぐ歴史の事実が掘り起こされていった。

弾圧を拒んだ人々

結城神父が紹介した、バチカンのローマ法王庁に残る資料によると、江戸時代の禁教下、部落民の祖先の町民たちの中で、キリシタンの弾圧を拒否してキリシタンをかくまった人々がおり、彼らの多くもまたキリシタンで、殉教を遂げた人々もいたということも明らかになっていった。
〔1619年11月17日の〕殉教の時に見られたもう一つの手柄は、皮屋たちによるものでした。彼らは動物の皮を剥ぎ取る人たちで、牢屋まで呼ばれて受刑者たちを縛ったり、刑場まで綱を引いて行きます。二年前に十二人の聖なる殉教者が火炙りになった時と同じように、それをするのは罪だと知っていたので行くのを拒みました。
以前キリシタンであった奉行〔代官のこと〕平蔵は、彼らの三人を呼びつけ、自分たちの勤めであるにも関わらずに行かなかったので厳しく叱責しましたが、彼らは、それをすることは絶対にできないし、そのように神父から教えられていると言いました。
平蔵は「気をつけよ。申しつけに叛(そむ)くようであれば殺されるであろう。注意しておくので、後日私に文句を言わないように」と申しました。
彼らは、文句を言わないし、そのようなことをするよりも死ぬ覚悟ができていると答えました。
(バチカンに所蔵されていたドミニコ会宣教師からの手紙より)
このような歴史を振り返り、ある研究者はこう語っている。

おそらく(幕府側の)弾圧に屈し、(皮屋町)住民は仏教徒に転じたと思われます。同じように、浦上の潜伏キリシタンは、仏教徒に転じながらも、しかしその後ひそかに信仰を伝えたことに両者の違いがあったわけです。・・・同じくキリシタンとして宗教弾圧を闘った皮屋町住民が、こんどは弾圧する側に位置づけられ、刑吏として迫害の尖兵を担いました。そのことが、現在に至るまで両者の間に禍根を残したのであれば、それは直ちに解決されるべき問題です。・・・一つひとつの事実を積み上げることによって、「禍」が「幸いな出会い」へと導かれるよう祈念したいと思います。
顔を合わせ、研究と学びの場が続く中で、少しずつ「和解」の場が築かれていった。
2000年には、島原の乱の舞台となった原城跡で犠牲者を慰霊する式典が行われ、現地の仏教僧侶と島原教会の神父が双方の過去の歴史の過ちを認めるメッセージを読み上げ、和解の握手をし、アッシジの聖フランチェスコの「平和を求める祈り」を共に唱え、土地の人々、仏教信徒、カトリック信徒に大きな感動をもたらしたという。
キリシタン史研究に生涯をささげ、長崎二十六聖人の列福に最大の貢献をなした結城神父は08年、列福式の一週間前に亡くなったという。彼はこんな言葉を語っている。

秀吉も徳川も直接手を下したのではなく、キリシタンと部落民の双方を利用して圧迫した。これを忘れてはいけません。浦上村の信者と被差別部落とのケンカも、大きく見るとケンカではない。ケンカさせられていたのです。現代はもう一歩すすめて、一緒にできる。圧迫された人間が一緒になるのです。
(中略)
差別をなくすために、子どものときから『みんな兄弟姉妹』として教え、キリスト信者として、みんなに仕える者になりますように。これはキリシタン時代から私が受けた教えです。
和解のための学びは現在も続けられ、部落史とキリシタン史をつなぐ研究と学びの場は、長崎を超えて全国に広がっている。
この長大な物語を終えて、著者はこう記している。

長崎の教会群を世界遺産にしようとの動きがある。私は弾圧の歴史でさえ美しく物語化して呑み込もうとする奔流のような流れにたいして、どうか弾圧の手先となった被差別民のなかにもそれを町ぐるみで拒否し、刑死していった人びとがいたということを忘れずに語り継いでほしいと願う。
傍観者側も、傍観してきたというその一点において、加害の側に立っている。長崎全体で歴史的和解に向けた努力を惜しまずにしていくことが、世界遺産というものにさらなる輝きをもたらすだろうと信じて疑わない。

(「あとがき」より)
かつて長崎に住み、離れた今も長崎を愛し、いつも気になっている1人のクリスチャンとして、本当に深く同感する。そして、この対立の歴史と和解、未来への希望を丹念に取材し、記してくれたことに、今一度深く感謝したい。
『生き抜け、その日のために 長崎の被差別部落とキリシタン』(2016年4月、解放出版社)

『廃仏毀釈で仏教を破壊した明治新政府は同じ時期にキリシタンも大弾圧していた』

学校の歴史教科書で必ず習う『王政復古』(明治維新の名称は後から呼ばれるようになる)では新政府によって1868年4月5日(慶応4年3月13日)の神仏分離令(太政官布告)やその2年後の1870年2月3日(明治3年1月3日)の大教宣布(明治天皇の詔書)によって大規模な仏教弾圧が国学者の主導で行われたが、神仏習合の古くからの既存の神道も大打撃を受けて衰退し、『国家神道』が日本を覆い尽くすことになる。(梅原 猛は廃仏毀釈を仏教弾圧ではなくて、『日本の神殺し』だと表現している)
廃仏毀釈の仏教弾圧と同じ時期に日本ではキリシタンに対しても大弾圧が同時進行していたのである。
★注、
アメリカやイギリス、ロシアなど欧米列強との外交交渉に腐心していた徳川幕府は、今までのようなキリシタン禁制が軍事力に勝る列強諸国による軍事介入の口実になることを恐れ事実上黙認する。ところが、キリスト教を黙認した幕府とは対照的に、『王政復古』の新政府は既存の仏教や神道を破壊しただけでは無くキリシタンも大弾圧していた。
新政府は日本の伝統や文化の根本を引っくり返して、まっしぐらに新しい靖国神社などの『国家神道』(破壊的カルト宗教)による国家統合(とその結果としての爆発的破滅)に向かって暴走していった。




忖度ジャパン 日の丸なら赤なのにサムライブルー

$
0
0
(日本サッカー協会の公式サイトより )ワールドカップイタリア大会(1990年)のアジア地区予選で選手たちが着た赤いユニフォーム

国旗のカラーをユニフォームに使う世界基準に合わせて、ユニフォームのカラーを日の丸の赤に、胸のマークも日本サッカー協会のエンブレム(八咫烏)に変更したら、前回最終予選まで進んだワールドカップ予選も1次で敗退、赤はこの時限りに。

歴史は以外に古かった『サムライブルーのユニホーム、なぜ青い? 「日の丸」カラーではない理由とは(ワールドカップ)』2018年07月01日 Huffington Post

サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表の選手たちが着ているのは、言わずと知れた「サムライブルー」のユニフォームだ。青を基調とし、デザインは毎回変更。ときには、時代背景やファッションの流行なども映し出してきた。
ところで、なぜ日本は青がベースにあるのだろうか、と疑問に思ったことはないだろうか。というのも、多くの国が、国旗に使われている色をそのままユニフォームに使っているからだ。
サムライブルーの「歴史」をひもとくと、意外なことがわかってきた。


(日本サッカー協会の公式サイトより) ベルリンオリンピック(1936年)で日本代表の選手たちが着用したうす青いユニフォーム
1936年のベルリンオリンピックに出場した際の写真も掲載されている。この時、日本は優勝候補のスウェーデンに対し、3-2の逆転勝利を収め、「ベルリンの奇跡」と言われたという。

日本のユニフォームは、戦前に水色を採用しており、戦後もそれが引き継がれ1964年の東京オリンピックでは上下とも白、メキシコオリンピックでは白のユニフォーム+紺色のパンツ。これ以降は白と紺色が基調。1988年以降に赤と白が採用された時期がありましたが、1992年には再び白と青のユニフォームに戻り、それ以降は青と白。、現在のサムライブルー(SAMURAI BLUE)の言葉は2006年ドイツ、ワールドカップ大会前から。(引用:日本サッカー協会)
(抜粋)
7月01日 Huffington Post

『日本伝統のジャパン・ブルー(藍染)と世界的な浮世絵のベロ藍(プルシアン・ブルー)』

植物の藍を発酵させて作る『藍染』の歴史は古く奈良時代まで遡り、江戸時代以降には庶民にまで普及して大量に使われたため1875年(明治8年)に来日した英国人科学者アトキンソンや1892年(明治23年)に来日したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が同じように『日本の全国至るところで藍色の衣装をみる』と述べるなど、幕末から明治期に来日した外国人にはジャパン・ブルーと呼ばれるほど藍色が日本の色として認識されている。
ただし、浮世絵の北斎や広重が使った鮮やかで印象的な藍の顔料(ベロ藍)はベルリンで製造方法が発見された人工顔料で現在ではプルシアン・ブルー(プロイセンの青)と呼ばれている。また江戸末期には英領インドで造られるインド藍(ジーンズに使われるインディゴブルー)が輸入され、19世紀末以降には化学染料の藍によって日本の天然藍は大打撃を受け駆逐されていく。
ブルーは伝統的な日本の色だが、サッカーのユニホームとしてはナチスドイツのベルリンオリンピック(1936年)で日本代表の選手たちが着用したユニフォームが起源だったとは、…
ナチス起源のサムライブルーを忖度して報道しないマスメディアの態度ですが、色々と考えさせる話である。



日本の「時間稼ぎ」パス回しに会場からは大ブーイング(ワールドカップ・ポーランド戦)

ロシアFIFAワールドカップのポーランド戦では日本は試合には負けたけど、フェアプレイポイントの差で一次予選を突破して決勝トーナメントに進む。2002年の日韓共催、2010年南ア大会以来3回目の決勝トーナメント進出が決まった場所はボルガ川河畔にあるボルゴグラード(旧スラーリングラード)で、第二次世界大戦では独ソ両軍が文字通り、建物一つ一つを奪いあう市街戦を展開して200万人の兵士が死亡する。
ナチスドイツ軍の敗北を決定したスターリングラードの戦いの記念碑としてニューヨークの自由の女神の45メートル、ブラジル・リオのキリスト像をはるかにしのぐ80メートルの高さの『母なる祖国像』がNHKなどのW杯のプロモーション画面にも必ず出てきます。



『「規範」守らぬ西野監督 世界のサッカーを敵に回した』06/30 11:27朝日新聞社

0―1で負けていたポーランド戦の終盤、日本は勝利を目指すことを放棄して、パス回しをして試合を終えた。しかし日本は試合の途中で敗戦を受け入れたのですから、決勝トーナメントに進めたのは、同時進行だった別会場の試合でコロンビアがセネガルに勝ったおかげです。確率だ、読みだ、と言ったところで、「サッカーくじ」を当てたようなもの。
国際サッカー連盟(FIFA)の「フットボール行動規範」の一番最初、
「1 勝つためにプレーする 勝利はあらゆる試合のプレーする目的です。負けを目指してはいけません。もしも勝つためにプレーしないのならば、あなたは相手をだまし、見ている人を欺き、そして自分自身にうそをついています。強い相手にあきらめず、弱い相手に手加減してはなりません。全力を出さないことは、相手への侮辱です。試合終了の笛が鳴るまで、勝つためにプレーしなさい」
今回、決勝トーナメントに進もうと『勝利を目指さずに』(フェアプレーでない)「フェアで強い日本」との構図だった。
(抜粋)

国際サッカー連盟(FIFA)が今回のロシア大会から始めたフェアプレイポイントの問題にもかかわらず今後も続けるとしているが、しかし、ロンドン五輪の女子バトミントンでわざと負けよとしたチャンピオンチームの中国が失格になる。ところが、わざと勝負を捨てた今回の日本には何もペナルティも無い不思議。サッカーのゴールキーパーの遅延行為には即座に厳しくイエローカードが出るのですから納得いかない。
ルールの抜け穴ですね。高い入場料を払ってロシアまで見に行ったサポーターこそいい迷惑です。ブーイングは当然でしょう。
ただし、途中で試合を放棄したのは日本だけでは無くて両チームとも。1点を取って勝ったポーランドも同じように勝ち点3を守ため、全く動かなかったのでポーランドのサポータからもブーイングが出ていた。(この日の試合では、両チームとも走った距離が80キロ程度と最小)

『無気力試合(わざと対戦相手のポーランドに勝ちを譲る八百長試合)は最初からの計画だった』

西野監督は予選リーグ第三戦では6人も選手を入れ替えていたが、なんと、決勝リーグ初戦のベルギー戦について、過去の2回の日本のように決勝トーナメント進出に全力を出していない(『八百長した』の意味?)ので今回のロシア大会では余力が日本に十分に残っていると語っている。
何んと、西野監督ですが、予選リーグの第三戦は最初から日本がポーランドに対して『勝つ気が無かった』事実を正直に語っていた。もしも、これが日本国の大相撲なら八百長『無気力相撲』として厳罰だが、世界基準のサッカーワールドカップでは許されるのだろうか、実に不思議だ。
★注、
目いっぱい善意に解釈すると、日本中が焼野原になった73年前の『玉音放送』の大失敗に学んで、やっとイタリア人のように『賢く負ける大切さ』を日本人も分かったということか、


(おまけ)

マリーシアを理解出来ない人々  2010年02月23日 | スポーツ・文化

『茶髪禁止令』
日本水泳連盟は20日、都内で開いた理事会で、「茶髪、ピアス、華美なネイルは禁止」などとする競泳日本代表選手の行動規範を、飛び込み、水球、シンクロナイズド・スイミング、オープンウオーターの各代表選手に対しても適用することを決めた。4月から順守を求める。同連盟の泉正文専務理事は「競泳選手のために行動規範をまとめたが、同じ日本代表ならすべて適用しようという意見でまとまった」と説明した。
朝日新聞2010年2月21日

『丸刈りは美しい』らしい。
そのうちには冗談抜きで、日本を代表してオリンピックに参加する日本選手たちには男女ともに丸刈りを強制してもらう話に成りかねない。
今を先立つ10年前に早々と何とも時代錯誤のいかがわしい『品格騒動』(イジメ)を引き起こし、日本のスポーツ界として初めて選手(千葉すず)にスポーツ裁判所に提訴された日本水泳連盟が、今回は朝青龍や国母選手の品格騒動に便乗して『極めつけ』をやってくれたようです。

『国母選手と日本スキー連盟』
『行儀が悪い』を理由に国母選手の大会出場を阻もうとするなど『千葉すずの悲劇』の時と同じ前近代的な精神主義と権威主義を、日本のスポーツ界は何時まで続ける心算なのだろうか。
10年前のシドニーオリンピックで日本の女子自由形第一人者である千葉すず選手のマスコミでの発言が気に入らなかった日本水連は代表選考会で選考基準をクリアして優勝したにもかかわらず日本代表に選ばなかった事件を思い出される不愉快な事件です。
それぞれの選手の言動を批判することは一向に構わない。
大いに批判はやるべきですが、しかし言動(品格や行儀作法)を理由にして競技に参加させないなどは、競技団体としての存在理由そのものを問われている。
競技団体とは、選手が試合で実力を発揮できるようにサポートすることが本来の役目ですよ。
ところが一番成績の良い朝青龍や千葉すずでは試合に出ることを競技団体が阻止したのです。
今回も日本スキー連盟が国母選手の品格を理由に試合出場を妨害し、強制帰国(本国召還)させ様としていたのです。
こんな選手の試合参加を阻む競技団体は、そもそもの存在理由が有りません。
日本のためにも個々の選手の為にも即刻解散して組織に巣くう頑迷固陋なアナクロリズムの長老たちを追放して根本から改革するべきです。

『美や品格は個人の主観(内心)』
『美しい』とか『品格がある』とかには科学的な客観的基準が有るわけではなく主観の問題なので、自民党の安倍晋三首相の『美しい国』が(客観的で有るはずの)政治的スローガンであるよりも宗教的な意味合いがあり、何とも奇怪で胡散臭い。
我々一般市民にとっては意味不明、理解不能なのですが、今回の国母選手の『見苦しい』(美しくない)『品格』といくらかは関連してくる。
あの格好は『プロ』のスノボ選手の国母和宏にとっては『服装の乱れ』どころか『正装』らしいのですよ。
個人によって美とか品格の基準が違い、他人と同じ格好をするほうがスノーボーダーにとっては『恥ずかしい行為である』に変化する。
これは東京オリンピックの時、他国の選手団に比べて最大人数の日本選手団がほかの国が誰も真似できない一糸乱れぬ分列行進をして(おまけに)しかもファシスト党のムッソリーニそっくりの片手を高々と挙げる敬礼(挨拶)をして外国人たちの顰蹙をかったことがあるが、あれと全く同じで基準となる『美』や『品格』(内心)が根本的に違う。
同じ完璧な分列行進を美しいと見るか恐ろしい(醜い)と見るかは、見られる側の問題以前に、『見る側の主観』(内心)の問題なのです。
外国人でなくとも、同じ日本人でも高校野球の甲子園の開会式の入場行進を、『美しい』と思う人が沢山いる。
ところが私のように正反対に神宮外苑の学徒動員の映像を思い出して不愉快で『見苦しい』と思う人もいる。
基準が其々違うから『個性』であり、『違うから悪い』にはならず、『違うことは良いこと』であり『存在理由が有る』とも考えられる。
イヤホーンで音楽を聴きながら演技するのが当たり前のスノーボードの世界で、しかも団体競技なら集団との調和は大事かもしれませんが個人競技の世界大会で勝つため秘訣は『誰にもない、その人独自の個性』や『創意工夫』であり、周りと違う『独創性』ですが、全日本スキー連盟(SAJ)や日本オリンピック委員会(JOC)は大相撲と同じ伝統芸能の様式美を追及する心算の様です。
個人の主観に過ぎない『品格』とか『美意識』とかが『普遍的な価値観』で有るとでも勘違いしているのでしょうか。

『主観、客観の意味するものは』
主観については、『何が美しいか。?』『何が品格となるか。?』などはそれぞれの個人個人や、個人の集合体としての集団により異なっており、個人の主観(内心)にすぎない。
美しさや品格に夫々違いが有り、その『違い』を尊重することが民主主義の基本で、今回の国母騒動や朝青龍騒動のような多数決原理だけなら民主主義ではなく全体主義(ファシズム)になる。
何故なら個人の『内心』とは聖域であり、『何人たりとも犯されない権利が有る』とするのが民主主義の根幹である基本的人権の根本的な考え方です。
客観については、
我々一般の市民でも、政治や軍事、経済などでは自分(個人)が如何思うか(内心)など、観念的な問題はどれ程の意味もない。
この場合には、『事実は如何であるか』等の唯物的な問題だけが大事となる。
軍事では田母神のように(自分は)『如何解釈できるか』は何の意味も無いのですが、可哀想に彼には主観と客観の区別がついていないのです。
『軍事』では正しい現状認識が全てに優先されるのです。
正しい現実認識が出来なければ命が無くなるという意味では登山なんかもこれに当てはまる。
自分(あるいは他の誰か)が何を思うかではなく、『現実の事実は如何なっているのか』だけが意味がある問題も世の中には多くある。
政治、経済、軍事、外交、科学などはこれに当てはなるでしょう。
軍事や経済など政治問題では科学的事実から離れた内心の自由はそもそも存在しない。

『マリーシア』
旧軍の話ですが、彼等は悪いことでも戦闘(戦争)に利用できそうなことは何でも奨励していたのです。
勝負の結果(勝ち)だけに関心があり、それ以外(品格?)なんかは何の価値観も見いだしていなかった。
例えば軍隊内の泥棒は見つからなければ良い事として奨励されていて、厳しく罰せられたのは被害者の方だったのです。
しかし、周りの他の兵士から盗めばその結果がどうなるかが判っているので私の父は盗まなかった(自分の主義が邪魔して盗めなかった)。結果、毎度毎度凄まじい凄惨な制裁が行われることになる。
スポーツ用語のマリーシアとは、
元々はポルトガル語で『ずる賢さ』を表す単語で、主にサッカー界で使われるが意味するところは、『審判にバレない反則は反則とは呼ばない。それは高等技術と呼ぶ。』で、ネガティブな意味で使われることは少なく、一流選手の証が『如何にマリーシアを行えるか』なのですが、
今の日本のサッカーが日韓共催のワールドカップ以外には一勝も出来ない原因も多分マリーシアを行う技量がないからでしょう。
そして旧軍はマリーシアのオンパレードだったのです。
勝つためには何でも有りで許されるが、其の反対に正直に規則を守って負ければ厳しい制裁がまっている。
マリーシアの意味の『反則ぎりぎり』どころか、『反則そのもの』までも奨励していたのです。
軍隊内での銃剣術の稽古では敗者には理由のいかんを問わず苛酷な制裁が課せられる。
旧軍のこの体質を知り抜いていた私の父親は『はじめ』の号令がかかる前に攻撃して油断している(規則を守っている)相手に連戦連勝する。
何しろ亀田の弟ばりに銃剣術の規則にない投げ技や足技や拳闘など反則なら『何でも有り』。これを叱るどころか上官は『敢闘精神が有る』として褒め称えていた。
日本のやった戦争は日清戦争でも日露戦争でも対中戦争でも対米戦争でも全てが(マリーシア的な)宣戦布告前の奇襲攻撃で始まっています。

『勝敗を争う競技(スポーツ)の価値観は「強さ」以外にはない』
大相撲の横綱の品格など、元々横綱には品格が有るのではなく(強い横綱に対して)周りがみんなして『横綱の品格を認める』から『品格有る横綱』が生まれる。
JOCや日本水泳連盟や日本スキー連盟や日本相撲協会などの考えている『品格』と『強さ』の関係は完璧に間違っているのです。
物ごとの順番が逆なのです。
スノボに限らずオリンピックのような世界大会で優勝する為には『品格が有る』は邪魔にこそなれ、何の役にも立たないのは勝敗を争うスポーツの世界の常識なのです。
『品格が有る』の正反対の『マリーシアを行える者』が勝つ。
ですからJOCや日本スキー連盟は『勝つな』と言っているに等しい事になります。
そして勝者には『品格』(正義?)も同時に付いて来る構造になっている。
全ての競技スポーツの世界では『横綱の品格』とまったく同じで、JOCの考えとは逆に、勝った者(メダリスト)に(周りが認めるので)品格が生まれてくるのです。

『相手の嫌がることを積極的にするのが勝負師』
一般社会の品格(礼儀)とは異なり、『得意技を出させず』相手の弱点を攻めるのが勝負の世界の『品格』で、相手に合わせて『得意技を出させる様に協力する』のはスポーツとは言い難いプロレスなど見世物の世界である。
勝負の世界では、余程の実力差があり絶対に勝てる相手なら相手のやりたいようにやらせるが、普通は『相手の良さをいかに殺すか』に全力を尽くして努力するのです。
だから自分が勝てる。
昔まわしを取れば横綱大関といえども吊り出しで勝てる明武谷という角界一の長身力士がいたのですが、対戦相手は明武谷がまわしを取れば滅法強いことを良く知っているので突っ張りが得意でない力士までが明武谷相手の時は突っ張って離れて相撲を取る。
両まわしを明武谷にがっちり取られて勝てる力士はそれほどいなかったのです。
だから対戦力士は必ず突っ張ったし横綱や大関でもやっぱり突っ張っていたが、相撲が面白かった時代の力士たちは今の朝青龍のように勝負に拘っていたのですよ。
だから相撲はスポーツであったのでしょう。
対戦相手の弱点を攻めずに、相手選手が庇う様では最早スポーツではなくなっている。
網膜剥離でスポーツ生命に危険があるのでライセンスを取り消されていた元チャンピオン辰吉丈一郎の顔面を狙って殴るのが本当の勝負師といえるでしょう。

『実力の世界ではマリーシアが勝敗を分ける』
勝敗を争うスポーツでは如何に規則違反で失格にならない程度の悪事を働くことが出来るかで勝ち負けや一流と二流が決まるのです。
対戦相手に下剤入りオレンジを贈るなどは判らなければ大成功。体格のない10000メートルの松野明美がマラソンに転向したかった理由は体格の良い外国人選手の走行妨害のマリーシアを嫌っての事で、わざと体をぶつけるなどはトラックレースではある意味当たり前の常識ごと。
スキーのノルデック競技で一位になるような選手はマーリーシアでも一流で、わざとストックで他の選手を妨害したりスキー板を踏む反則になる一歩手前の汚い事が出来る選手だけが一流といわれている。
意識的に汚い事(マリーシア)が出来ない選手は二流でコンスタントには勝てない。
将棋の世界で数々の記録を打ち立てた大山康晴は、もちろん実力でも他の追従を許さない抜きん出た超実力者だったが、対戦相手が煙草嫌いならわざと煙を顔に吹きかけたり寒がっていたら立ち上がって窓を開けるなど勝つためには小さな汚い事も怠らなかったが、まさに勝負師の鏡ですね。
スポーツ(競技)では負けたものには意味が無く、勝つことだけに意味がある。勝つものが正義なのです。
そして旧日本軍は誰よりも其の事実を良く知っていたが、敗戦から65年が平和に戦争無く経過して何時の間にか『勝てば官軍、負ければ賊軍』の厳しい掟、かっての日本人全員が知っていた『知識』(常識)は完全に失われてしまったのだろうか。?
本来は勝敗を争うスポーツの世界で、日本だけは正反対の『勝敗よりも品格重視』の世の中になっている様だが、何故このように日本人は『極端』から『極端』に走って仕舞うのだろうか。?
旧軍の常識は間違いで、たしかに短期戦では戦場の勝敗が絶対的な価値観だが、何年にもわたる長期の全面戦争では『戦争の大儀』(戦を行うための正義のスローガン)こそが勝敗を決定するの最大の要素であった。
ところが旧日本軍の徹底した『目の前の勝敗重視』の正反対の、現在の日本のスポーツ界の勝負事における『実力よりも品格重視』は競技(スポーツ)の根本原理(価値観)を無視した『スポーツの自己否定』に過ぎない愚行に他ならない。

CVIDではなく「完全非核化」目指す米朝 

$
0
0
ブルーリボンバッジを胸元に着け握手するマティス米国防長官(左)と安倍首相=6月29日、首相官邸 (わざわざ安倍晋三がツイートしたと記事ではなく『見出し』で報じる産経新聞の意地悪)

『安倍晋三首相が青いバッジで米長官と握手 写真をアプリに投稿 拉致問題解決「日米同盟の強固な絆」』2018.6.29 産経新聞

安倍晋三首相は29日、官邸で会談したマティス米国防長官とそろって拉致問題解決を願うブルーリボンバッジを胸元に着け、握手をする写真を自身の写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿した。「長官の左胸に光るブルーリボンバッジに、日米同盟の強固な絆を改めて実感した」と記した。
マティス氏のバッジは首相との会談に先立つ日米防衛相会談の際に小野寺五典防衛相が渡したもの。マティス氏から「何を意味しているかよく承知している」と言及があり、手渡したという。

(★注、アメリカの国務長官とか国防長官のような政権トップが日中韓の3国を訪問する場合には、今までの長年の慣例では先ず最初が日本だったがトランプ政権での閣僚の最初の外遊だったマティスは2017年2月韓国を優先して日本は二番目だった。ところが、今回は3番目)



『たぶん、歴史上初めて、歴史的な米国防長官の青バッチ着用』

トランプ大統領が『将軍の中の将軍』と呼ぶジェームズ・マティス国防長官(元海兵隊大将)は軍歴44年の生粋の軍人で禁欲的なその生活様式から『戦う修道士』とか『戦闘僧侶』などの異名があるが、もっと有名なのが『狂犬』だった。(マティス本人はさすがに狂犬とは呼ばれたくないらしい。ところが、トランプ大統領の方は逆に"Mad Dog"『狂犬』の言葉を盛んに使っている)
狂犬マティスの外遊は中国の習近平主席や韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談を終えてから、最後に日本に立ち寄って小野寺五典防衛相や安倍晋三首相と会っている。
★注、
安倍晋三を筆頭に日本側閣僚、自民党幹部は外交儀礼とかTPOを一切考慮せず、誰でも何時でも青バッチをスーツの襟に付けているのだが、狂犬マティス国防長官に限らず米高官が青バッジを付けたのは今回が初めての歴史的な出来事だった。(これは何かが『大きく変わろうしている』との兆しだと思われる)

菅野完事務所☆彡さんがリツイート
異邦人‏ @Beriozka1917 4:40 - 2018年7月2日
拉致問題を解決する上で必要不可欠な北朝鮮との対話は日程すら決まらず、モンゴルで北朝鮮当局者と接触を試みたものの「何を話すのか」と突っぱねられている外交的失敗も、マティス長官にブルーリボンを付けさせるだけのパフォーマンスでチャラになるのだから安倍政権も安泰だ。実に下らない。

菅野完事務所☆彡‏ @officeSugano · 4:42 - 2018年7月2日
そいや。必ずしもそうとは限らない。
アメリカもバカじゃないので、家族会ではなく救う会が、いかに、ヤクザにさえなれなかったような、社会のドロップアウトと低脳たちが巣食う腐った組織かは、ちゃんと調べて知ってる。その上で、ブルーリボンつけるってのは、結構な政治的なメッセージ



『米朝首脳、CVIDではなく「完全非核化目指す」ことと北朝鮮の安全保障で合意』2018年6月12日(火)ロイター-REUTER

6月12日、トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談で「多くの進展」があったとの認識を示した。写真は両国が合意に署名する両首脳

米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、朝鮮半島の「完全な非核化」を目指すことで合意、米政府は北朝鮮に安全保障を提供することを確約した。
シンガポールで行われた史上初となる米朝首脳会議後に発表された共同声明では、「トランプ大統領は、北朝鮮への安全保障の提供を決意した。金正恩委員長は、朝鮮半島の完全な非核化への揺るぎない固い決意を再確認した」としている。
両国は今後も協議を継続するとしているが、具体的にどのように非核化を実現するのか、声明では詳細には触れていない。対北朝鮮制裁への言及や平和協定締結への言及もなかった。
トランプ大統領は共同声明に署名後、北朝鮮の非核化手続きを早急に開始する見込みだと述べた。また、北朝鮮ときわめて特別な絆を築いたと述べ、「誰もが予想したより、はるかによい結果」となったと胸を張った。
金委員長もまた、「歴史的な会談」後に新しい時代が始まると語り、トランプ大統領に対して謝意を表明した。

■握手で友好ムード演出
今回の会談の冒頭に両首脳は握手を交わし、笑顔を見せて友好的なムードを演出。
トランプ大統領が「素晴らしい関係を築く」と述べたのに対し、金委員長は「ここまで来るのは容易ではなかった。過去が足かせとなっていたが、われわれは全てを克服しここに来ることができた」と応じた。
また、金委員長は通訳を介してトランプ大統領に対し「世界中がこの瞬間を見ていると思う。多くの人はファンタジーやSF映画のシーンのように思うだろう」と語った。
両首脳は通訳だけを交えて40分ほどにわたって1対1の会談を行った。その後、他の高官らも同席する拡大会合に入った。拡大会合には、米国側からはポンペオ国務長官、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ケリー大統領首席補佐官が出席。北朝鮮からの出席者には、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長、李容浩・外相、李洙ヨン党副委員長が含まれた。
両首脳が会談するのはこれが初めてであり、それぞれの名を歴史に刻む機会となった。
今回の会談で、北朝鮮の核放棄につながる合意を結べれば、トランプ大統領にとって、歴代の米大統領が誰も成し遂げられなかった成功をつかむことになる。
一方、トランプ大統領の年齢の半分程度で、北朝鮮を支配する金一族3代目の指導者である金委員長は、米朝首脳会談により、父親と祖父が夢見ることしかできなかった国際的な正当性を手に入れる。北朝鮮は2006年に初めて核実験を実施。それから長年にわたり、自国のミサイル・核プログラムを巡り経済制裁に直面している。

■非難の応酬から変化
北朝鮮が米国本土に到達可能な核ミサイルの開発を急ぎ、同国のミサイル・核プログラムを巡りアジアに緊張が高まった昨年には、米朝首脳会談の開催など考えられないことだった。
トランプ大統領はそのようなミサイルの完成を阻止すると宣言。北朝鮮に対し、「世界が見たこともないような炎と激しい怒り」に直面することになると脅した。大統領は、金委員長について、自爆任務を遂行する「小さなロケットマン」と揶揄(やゆ)した。
一方、金委員長もトランプ大統領について、「気が狂っている米国の老いぼれ」だと非難していた。
だが、北朝鮮が昨年9月、水素爆弾の地下実験を実施した後、トランプ大統領は金委員長についてもっと真剣に考えるようになった。トランプ大統領と政権幹部らはこの数週間、金氏のことを「委員長」と呼んでいる。
米ホワイトハウスは11日、米朝間の協議が「想定よりも速いペースで」進んでいるとし、トランプ大統領は12日の米朝首脳会談を終えた後、同日夜にシンガポールを出国する見通しだと発表した。当初は翌13日に出国する予定だった。関係筋によると、金委員長は12日午後にシンガポールを離れる予定。
6月12日 REUTER



占い的中の「ラビオ君」ベルギー戦前に食用に

$
0
0
サッカーW杯ロシア大会の勝敗を占うミズダコ「ラビオ君」(中央)=19日、北海道小平町(オロロンマーケット提供)

『「ラビオ君半端ないって」北海道のタコ、3戦全的中』  2018年6月29日 日刊スポーツ

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、北海道小平町の漁師阿部喜三男さん(51)が、日本代表の勝敗をミズダコ「ラビオ君」に占わせ、3試合全て的中して注目を集めている。インターネット上では「ラビオ君半端ないって」などと大反響。阿部さんは「まさか全試合を当てるなんて」と驚いている。
ラビオ君は19日に小平町沖で水揚げされたタコ。子ども用ビニールプールに、それぞれ日本、対戦国、引き分けを示す3つのかごを設置し、ラビオ君がどのかごに近づくかで勝敗を占っていた。
占いには生きのいいタコが適しているため、来月3日未明、決勝トーナメントの勝敗を予想する際には、当日水揚げされるタコを「2代目ラビオ君」として起用する。初代のラビオ君は当面いけすで保管する予定で、阿部さんは「水族館などから声が掛かれば譲りたい」と話した。

サッカー日本代表 『 タコ「2代目ラビオ君」日本勝ちを予想』2018年7月2日 毎日新聞.

ミズダコ占いで初代「ラビオ君」はサッカー・ロシア大会日本代表の1次リーグ3試合を的中させたが、2代目ラビオ君は決勝トーナメントベルギー戦は「日本の勝ち」。

『W杯占いタコ、浜ゆでに 「いけすで保管」のはずが・・・・』6/29 下野新聞

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表の勝敗を占い、3試合全て的中させて注目を集めた北海道小平町のミズダコ「ラビオ君」について、いけすで保管していると説明していた漁師らが29日、実際には既に浜ゆでし、出荷したと明らかにした。占いを企画した水産加工会社は、うその説明をした理由を「出荷したと公表したら、夢がなくなると思った」としている。
同町の水産加工会社「オロロンマーケット」と漁師阿部喜三男さん(51)によると、ラビオ君は水揚げされた19日に1次リーグ3試合の結果を占った。
同社は「誤った情報を流し、迷惑を掛けた」と謝罪している。

『占いタコ「ラビオ君」が茹でられ出荷!サッカーファンの間では「暗殺説」も…?』2018/6/30ミステリーニュースステーションATLAS編集部

現在開催中のワールドカップロシア大会にて、日本代表の1次リーグ全3試合の結果予想をすべて的中させた、奇跡の占いタコ「ラビオ君」が、6月29日までに茹でられ出荷されていたことがわかった。
ラビオ君は北海道小平(おびら)町で捕獲されたタコで、ラビオ君誕生は2010年にワールドカップ南アフリカ大会で試合結果を次々と的中させた「パウル君」をヒントに、町起こしの「占いタコ」として売り出したもの。
ラビオ君は日本代表戦の初戦、コロンビア戦で「勝ち」を予想し見事的中させたほか、セネガル戦は「引き分け」、ポーランド戦は「負け」とすべて的中させており、ラビオ君の名前はいちやく日本全土で広まった。
しかし、占いをした後、他のタコと一緒に茹でられてぶつ切りにされ、食用タコとして売りに出されてしまったという。
「パウル君のように水族館へ移すなどできなかったのか」。「奇跡の占いタコだったかもしれないのに!」といった批判が。ラビオ君に一目会いたいと楽しみにしていたファンはガッカリと肩を落としているという。
ミズダコは水温が上がるとすぐに死んでしまうとか寿命も3年程度と短いため、水族館での飼育は難しいが、日本の結果を的確に占ってきた英才のラビオ君に、この仕打ちは酷いと憤慨するサッカーファンは多い。
また、ラビオ君「死亡」に一部では陰謀説も囁かれている。
邪馬台国の卑弥呼しかり、昭和時代の政財界の大物を占ってきた藤田小女姫さんしかり、日本の歴史において、優秀な占い師は不審死を遂げることが多い。それだけに今回の「ラビオくん茹でられ事件」については世界のサッカー業界を牛耳る、とある組織の暗殺者の仕業ではないかという都市伝説も存在するようだ。
(抜粋)



新たに生まれた都市伝説『日本の敗亡を予言して殺されたラビオ君の神話』

最初の報道では占い的中の『ラビオ君』を飼育してくれる水族館を探していると報じられていたので、今回の占いの直後に茹でられて出荷されていた成り行きは何とも衝撃的でる。まさか、『ラビオ君』が決勝戦の対ベルギー戦の『負け』を予測したので殺処分されたとは思いたくないが、町おこしどころか逆効果だったことは確かだ。
スプートニク日本も『W杯日本代表の試合結果予測のタコが食される』2018年07月03日 14:19と書いているが、日本の未来を正しく予言して殺されたラビオ君の『神話』はトロイアの未来(滅亡)を予言したカッサンドラやラオコーンのように今後も生き続ける可能性がある。



『W杯敗退から2日も経つのに、「日本スゴイ」の大合唱が気持ち悪い』

満塁ホームランで4点が入る野球とは違いサッカーの試合での終盤の2点差は大差である。もちろんベルギーの実力もあるが絶対優位の試合を落とした試合展開から本来なら(日本以外の国なら)代表チームを指揮した西野監督の責任問題が当然出てくるが、今のマスコミは、気持ち悪い『日本スゴイ』の大合唱が起きていた。(何とも無気味な『負け試合』の称賛一色のマスメディアの中では唯一しんぶん赤旗がコーナーキック後の不味いセットプレー時の不手際を本田圭佑の名前を出して指摘しているぐらいだった)
なんとも違和感を感じた出来事は、負け試合での『日本スゴイ』の大合唱より、『サッカー日本代表では、日本人監督にすべきだ、』とのテレビのキャスターとか出演者の発言である。



愛国的ではあるが夜郎自大な、この愚かなテレビ番組出演者たちはラモス瑠偉に『日本人 関係ない』と一喝され沈黙しているが、親方(監督兼オーナー)が日本人限定の大相撲と、世界基準のサッカーを混同しているのである。
★注、
サッカー代表チームの監督が自国出身なのはブラジルとかドイツなどの極少数のサッカー強豪国だけで、普通は外国の実績を重視して監督選考するので必然的に外国人監督になる。(大相撲の横綱大関では外国人力士が多いのに親方は駄目で、サッカーの場合は逆に選手は自国限定だが監督は外国人が多い)


Jアラートの次はオウム死刑囚大量処刑

$
0
0
『菊とギロチン』の公開日に7名という執行人数からリアルタイムの報道と、異例づくめのオウム死刑執行。特に問題なのは、法務省が執行手続等の情報を故意にリークして生放送を仕向けていること。
ワイドショー開始に合わせてリーク。複数の同時、死刑執行は、日本が先進国であることを放棄したと思われる。イスラム教原理主義(ワッハーブ派)であるサウジアラビアの公開処刑の日本版。



『オウム真理教 松本智津夫死刑囚に死刑執行』2018年7月6日  NHKニュース

オウム真理教代表の麻原彰晃、本名 松本智津夫死刑囚(63)に死刑が執行された。一連の事件では13人の死刑が確定していたが、執行されたのは初めて。
松本智津夫死刑囚は、平成元年の坂本弁護士一家殺害事件や平成6年の松本サリン事件、平成7年の地下鉄サリン事件など数々の事件を引き起こした。
平成16年2月、1審は、「一連の事件の首謀者として極限の非難に値する」として死刑。2審で弁護団が「裁判を受けられる精神状態ではない」として必要な書面を出さなかったため裁判が打ち切られ、平成18年に死刑が確定した。
オウム真理教による一連の事件では、合わせて29人が死亡、およそ6500人が被害に遭い、松本死刑囚など教団の幹部ら13人の死刑が確定。ことし3月に13人のうち7人が東京拘置所から全国5か所の拘置所へ移送され、執行の時期が焦点となっていた。
松本智津夫
麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚(63)は昭和59年ごろに宗教やヨガのサークル「オウム神仙の会」を開いた、昭和62年に「オウム真理教」を名乗り、最終戦争が近づいているとして信者の危機感をあおって武装化を進める。
平成7年3月の地下鉄サリン事件の後、警察の強制捜査を受け、2か月後に教団施設の隠し部屋に潜んでいるところを逮捕された。
裁判では地下鉄サリン事件をはじめ、松本サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件など合わせて13の事件で殺人などの罪に問われた。一連の事件で死亡した人の数は29人。松本死刑囚が公の場に姿を現したのは平成16年の1審判決の時が最後。
オウム真理教
オウム真理教は、昭和59年に麻原彰晃、本名・松本智津夫が東京で開いたヨガサークル、「オウム神仙の会」から始まり、昭和62年には「オウム真理教」と名乗るようになり、神秘体験などを通じて信者を急速に増やしていき、平成元年に東京都が宗教法人と認めた。
教団は信者の財産をお布施として納めて出家するよう強く勧め、施設で共同生活を送らせてて、信者の親との間でトラブルが相次ぐ。平成元年11月、親たちの相談に応じていた坂本堤弁護士の一家全員を殺して埋める。平成2年には松本死刑囚らが衆議院選挙に立候補し惨敗、この直後からハルマゲドン、最終戦争が近づいていると強調し、信者の危機感をあおっていく。
その後、山梨県の旧上九一色村のサティアンで急速に武装化を進め、ひそかにサリンを製造。平成6年6月、最初の無差別殺人となる松本サリン事件を起こし、8人が死亡、140人以上が被害が出る。平成7年2月には、東京の公証役場の事務長だった假谷清志さん(当時68)を拉致し殺害する。(★注、ところが、オウム教団への強制捜査を警察が一切行わない)
平成7年の3月20日、地下鉄サリン事件で13人が死亡、負傷者はおよそ6300人にのぼる未曽有のテロ事件の2日後、全国の教団施設に一斉に警察の強制捜査が入る。
2か月後、松本死刑囚は教団施設の隠し部屋に潜んでいるところを逮捕され、幹部らも次々と逮捕され、教団による一連の事件は終わりましたが、一部の信者は逃亡を続けた。
(抜粋)

被害者の訴えを全部無視した警察『尼崎市での連続不審死事件と類似していたオウムの犯罪』
★注、
今回のNHKニュースですが『坂本堤弁護士一家全員皆殺し』は行方不明で同じく『公証役場の假谷清志さん殺害』も拉致と書いていて、何とも変である。このオム事件では29人も殺されたが、1995年地下鉄サリン事件(13人死亡)を引き起こすまで、警察はオウムの犯罪を16人も殺されているのに一切『見て見ぬふり』で押し通していたのである。(ほぼプロレス興行のインチキなレフェリーと同じ態度)
坂本堤弁護士一家殺害事件は、オウム幹部の岡﨑一明の神奈川県警への自首によりオウム教団の犯行だと分かったが、それでも教団への強制捜査は無し。地下鉄サリンの1年前の松本サリンでは山梨県の旧上九一色村のサティアン周辺でのでサリン被害は有名だったのに矢張り強制捜査は無し。オウム幹部の岡﨑一明は自首したのに『口封じ』で死刑になるなど、オウムとつるんでいた公安警察の闇は深い。




死屍累々の中、宴に興じ、死刑を弄ぶ。外遊で対策本部さえ66時間作らない

$
0
0
フランスのパリ凱旋門を威風堂々と行進する陸上自衛隊。(7月14日のフランス革命記念日の軍事パレードの予行演習)フランス大使館 @ambafrancejp_jp

フランス大使館‏認証済みアカウント @ambafrancejp_jp · 7月5日

エマニュエル・マクロン大統領は #日仏交流160周年 を記念して、7月14日のフランス革命記念日にパリで行われる軍事パレードに日本を招待しました。安倍晋三 @AbeShinzo 首相はマクロン大統領と並んで特別席から観覧します。また日本の陸上自衛隊員も国を代表して行進します。

フランス大使館‏認証済みアカウント @ambafrancejp_jp

南日本と西日本を中心に記録的豪雨が続き、甚大な人的・物的被害をもたらしています。亡くなられた方のご遺族に対し心よりお悔やみを申し上げるとともに、日本の国民にフランスの連帯の意を表します。
ローラン・ピック駐日フランス大使
18:06 - 2018年7月7日


Koichi Kawakami‏ @koichi_kawakami · 7月7日
「誰が?」
ニュースをきいていて主語がない不思議な日本語。
リーダーシップを発揮しなければならないのは、あなたでしょう。 

『7月7日時点の西日本集中豪雨の真っ最中の安倍晋三の脳内は、』

7月14日の『パリ祭』(フランス革命記念日)に行われる軍事パレードに初めて日本の自衛隊を参加させることに成功し、自分は当日にマクロン大統領と特別席で観覧する栄光に頭がいっぱい。(そもそも容量が極小なので)今の日本のことは全く頭にない。


Jun Inukai 2018/07/08
台風7号が九州に接近した2018年7月3日以降、西日本を中心に記録的な豪雨に見舞われている。全国各地の死者・行方不明者数は100名を越え、避難指示・勧告は北陸から九州の23府県で計863万人に及ぶ。
(7月8日10時時点)
気象庁は7月5日14時に大雨としては異例の緊急会見を東京と大阪で実施し、「72時間や48時間などの降水量の記録を更新する、記録的な大雨になる恐れがある」として早い段階から注意喚起してきた。
一方、政府が非常災害対策本部を設置したのは、この記者会見から実に66時間も経過した7月8日8時であった。

金子勝‏ @masaru_kaneko 10:49 - 2018年7月8日
【空白の66時間】
西日本集中豪雨での官邸の動きが本当に鈍い。理解力が乏しいのか、国民の命にも政治的に利用できないことにも関心が薄いのか。何ともやりきれない「美しい国」です。

金子勝‏ @masaru_kaneko 12:02 - 2018年7月8日
【空白の66時間2】
「空白の66時間」後の8日にようやく政府の災害対策本部が設置された。アベは「救命救助は時間との戦いだ」「先手先手で被災者の支援にあたっていく」と述べた。その通りですが…。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura · 7月7日
え? 緊急災害対策本部、立ち上がっていないのか?? 初動がまずくないか。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura · 7月7日
検索して調べる。非常災害対策本部という仕組みがあって、2014年8月20日の広島水害の時には8月22日に立ち上がっている。

おととしの熊本地震の時は即日立ち上げ。何がこの差になるのだろう。

そこまでは死者が出ていないということか?(2014広島水害は死者77人、2016熊本地震は同267人)。しかし今回は広域で新幹線、在来線、高速道、国道と幹線が軒並み切れているので、かなり甚大な被害と思うのだが。物流が切れて広域の陸の孤島ができるのは大変なことだ

(首相官邸PDF)
6月1日 平成 30 年出水期の大雨に関する情報連絡室設置
7月5日 13:00 関係省庁災害警戒会議
7月6日 13:58 官邸連絡室設置
7月7日 09:00 関係省庁局長級会議10:00 関係閣僚会議
同日10:20 平成 30 年7月5日からの大雨に関する官邸対策室に改組

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura · 7月7日
割と手際良くやっているな、と思うのに、なぜここで足踏みしているように思えるのかってのが気になるのでした。

松浦晋也さんがリツイート
渡辺輝人‏ @nabeteru1Q78 · 7月7日
大ニュースが災害と死刑執行で埋もれているなあ。 / 他4コメント http://b.hatena.ne.jp/entry/www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-06/2018070602_04_1.html#tw?u=nabeteru1Q78 … “共産党公表の森友内部文書/国交省、大筋認める”


オウム真理教 松本死刑囚ら7人に死刑執行(7月6日朝)の前日の夜に、安倍晋三総理大臣や死刑執行に署名した上川法務大臣らが楽しげに祝杯をあげている、『若手議員らが楽しく懇談!』との画像を自民党片山さつき議員がツイッターに投稿。

片山さつき ✔ @katayama_s
今日は27回目の #赤坂自民亭 @議員宿舎会議室、若手議員との交流の場ですが、#安倍総理 初のご参加で大変な盛り上がり!内閣からは#上川法務大臣 #小野寺防衛大臣 #吉野復興大臣 党側は #岸田政調会長 #竹下総務会長 #塩谷選対委員長、我々中間管理職は、若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい!
22:58 - 2018年7月5日
(★注、
死刑廃止の世界の流れに逆行する日本に対しては即座にEUが批判しているが、オウムの死刑囚7人処刑前夜の宴会という最悪な行為を行う安倍自民党ですが、これ以上に日本国の名誉と尊厳を汚す行為は滅多にない。まさに最悪の『反日』行為である)



『オウム教団とビート・タケシ、テリー伊藤、とんねるず、秋元康ら能天気なタレント、テレビや週刊誌のヨイショ記事』

30年ほど前には『あなたも超能力者になれる』が売りのオウム真理教がテレビに出演してタケシとかとんねるずが歯の浮くようなヨイショを行ったが、その中でも最悪だったのはTBSはオウムに坂本弁護士の番組での打ち合わせなど資料を提供して弁護士一家殺害に手を貸している。被害者続出の中で宗教法人認可を行った東京都や、自分の息子がオウムの有力信者だったので東京都に圧力をかけた石原慎太郎など、オウムと不都合なズブズブの関係がある有名人が数多いが今回の死刑執行では全員が沈黙する。
(当時のスポーツ紙や週刊誌の全員が面白おかしく、楽しいオウムの超能力を大宣伝していたのである。1万人もの信者が増えたのは何の不思議もない。オウム一人だけが悪いわけではなくて、低能マスコミとカルト教団との『二人三脚』で大勢の善良だが愚かな大衆を騙していた)


これは酷い😨視聴率を取るためには森友よりもドンファンとのこと。。
「視聴者は考えなきゃいけない内容は面倒臭い(から観ない)。劣化したメディアと去勢された視聴者」と神保哲生さんの解説。#外国人記者は見た #bstbs


破壊的カルト宗教の中では、ほぼ唯一最新の科学力を駆使していたオウム真理教。(誰が見ても宗教施設では無くて化学プラントに見える山梨県旧上九一色村のオウムのサティアン)

松浦晋也 @ShinyaMatsuura がリツイート
松本サリン事件は化学戦の専門家に聞けば冤罪は無かったと思うのだけど(素人が農薬を適当に混ぜて偶然サリンが出来るわけない)、なんで専門家に聞かなかったんだろうか。
黒井文太郎‏ @BUNKUROI · 7月8日
かなり前に当時の自衛隊の動きのルポを書いたのですが、その時取材した化学学校幹部によると、事件数日後に長野県警から化学学校に問い合わせがあり、化学学校は「これらの薬品ではサリンは無理です」と答えたとのことです。

松浦晋也さんがリツイート
dirG‏ @Dirg_rocketdyne · 7月7日
第7サティアンが解体された時、バーゲンセールっていうか、オウム真理教の払い下げ(?)工作機械等が安く手に入るイベントがあったのよ。(国主催?) 私の先輩に当たる方々が上九一色村に、工作機械や旋盤求めて、当時行ったらしい

『捜査の甘さ なぜ』 防げなかった責任 警察や行政に住民と危険性を告発した、元上九一色村共産党村議竹内精一さん 7月7日(土曜日)しんぶん赤旗

死刑執行で、事件の主要な真実が明らかにされずに終わりになって仕舞ったのが残念です。
行政や警察の対応も、あまりにも悪かった。オウムが悪かっただけでは済ませれません。どうして阻止出来なかったのかを反省しないといけません。
松本サリン(1994年6月27日)の時にも、私たちは最初から『あれはオウムだ』と訴えたきましたが、警察は被害者河野義行さんを犯人扱いし、誤認捜査をしました。
私たちの告発を聞いていれば、地下鉄サリン事件は防ぐことができたはずです。防げなかった責任は、行政や警察にあります。
(抜粋)

『幕引きにならない』宗教ジャーナリスト柿田睦夫さん 7月7日(土曜日)しんぶん赤旗

死刑執行で幕引きにはならない。オウム真理教家族会(旧被害者の会)や日本脱カルト協会が、松本死刑囚を除く12人の死刑執行を猶予するように求めていました。彼らにはもっと真実を語らせなくてはいけないからです。
オウム事件には多くの謎が残っています。1989年の坂本弁護士一家殺害事件では、当初からオウムの関わりが指摘されていました。もし警察がもう一歩踏み込んでいれば、その後の事件は無かったはずです。
警察が地下鉄サリン事件まで、何故オウムの捜査に及び腰だったのか、まったく解明されていません。
(抜粋)




集計漏れ5人から11人に、小児甲状腺がん209人

$
0
0
『福島の甲状腺がん集計漏れ11人  検査の信頼性揺らぐ』2018/7/7 共同通信社

東京電力福島第1原発事故の後、福島県が県内全ての子ども約38万人を対象に実施している甲状腺検査で、集計から漏れていた甲状腺がん患者が11人いることが7日、関係者への取材で分かった。事故当時4歳以下も1人いた。県内で多く見つかっている子どもの甲状腺がんと事故との因果関係を調べる検査の信頼性が揺らいだ格好だ。
福島市で8日に開かれる県の「県民健康調査」検討委員会の部会で報告される。
県の検査は2011年度に開始、今年5月から4巡目が始まった。これまでがんと確定したのは162人、疑いは36人に上る。

『集計漏れ11人〜福島県の甲状腺がん209人へ』7月8日  OurPlanet-TV

7月8日東京電力福島第一原発事故当時18歳以下だった約38万人を対象にした福島県の第10回甲状腺評価部会の集計から、福島医大付属病院で2011年10月~17年6月に甲状腺がんの手術を受けながら、少なくとも11人のがん患者が漏れていた。
内訳は、検査を受けなかった3人、2次検査対象だが受診しかった1人、2次検査で経過観察だった7人。経過観察の7人で、5人は穿刺吸引細胞診を実施しなかった。2人は実施したが陰性と誤診していた。(内訳は事故当時0~4歳1人、5~9歳1人、10~14歳4人、15~19歳5人。男性4人女性7人)

昨年3月民間支援団体の指摘により事故当時4歳児の患者を含め集計外の患者が5人いることが明らかになったが、これらの患者がこの7人に含まれているかは調査していないため、わからないという。
現在、福島県で甲状腺がん患者は198人だったが少なくとも209人となる。(甲状腺手術が終わった『確定』は173人)
 
甲状腺スクリーニングのメリット・デメリットめぐり議論
検討委員会では大阪大学の高野徹委員や神奈川県予防医学協会の吉田明委員などが、検査を受けることに「健康上の利益があるように誤解させる文章になっている」、「超音波検査を受けることで健康上の利益を得られるという証拠はなく、利益はあるとしても小さいことを明記すべきだ」、「がん患者とみなされることによる様々な社会的・経済的不利益を被ることがある」と強調した。
一方、吉田委員は、小児_若年層の甲状腺がん症例を分析し、術前にリンパ節転移や皮膜外浸潤があるものは、再発しやすいとしている。吉田委員は、早期に発見・治療することで、手術の合併症も低下し、再発予後が良くなると指摘した。
(抜粋)

★注、
福島県検討委(福島県立医大)ですが、もう完璧に戦意喪失というか『やる気』を完全に失っている。
そもそも自分の大学病院内で行っていた小児甲状腺がんの手術さえ今まで福島県検討委の小児甲状腺がんの集計に入れていなかったし、7月8日に『11人の小児甲状腺がん患者が漏れていた』と公表した時点でも『調査していないので分からない』と言い出す始末。あまりにも不真面目である。





『甲状腺がん悪性または疑い200人超え〜福島県が公表』2018年6月18日 OurPlanet-TV

東京電力福島第一原発事故後、福島県が実施している「県民健康調査」検討委員会の第31回目の会合が18日、福島市内で開催された。
甲状腺検査は、2011年の検査開始からこれまでの3巡を終え結果が公表された。穿刺細胞診で『悪性あるいは悪性疑い』と診断された患者は199人。手術を受けた(甲状腺がんと確定)患者は162人。
また検討委員会で公表されているデータ漏れの5人を含めると、甲状腺がんと確定している患者は167人。疑い例を含めると204人に達する。
 
激減する細胞診〜理由は?
今回、議論となったのは、2次検査(3順目)で穿刺吸引細胞診を実施する割合が激減している問題だ。甲状腺外科医の清水一雄委員は、年度を追うごとに実施率が減っていることに着目。「基準は同じだと思うがどう考えているのか」と質問。
福島県立医科大学の志村浩己甲状腺検査部門長は、「1巡目、2巡目、3巡目と細胞診をした人が増えているため、所見に変化がない場合は、検査を見送っている」、「我々の経験値があがっているため、判断基準はかえていないが、判定がより正確になっている。ムダな細胞診をしないのが今の方針。それでだんだん減っている」、「基準は変えていない」と繰り返した。

「過剰診断論」だとして、穿刺吸引細胞診を適用する症例を絞り込んだり、「経過観察」後に先延ばししている可能性が示唆された。
細胞診は、1巡目では、2次検査を受けた患者のうち39・6%に当たる547人が受けていた。2巡目では207人と14・8%に減り、3巡目ではわずか35人と5・6%。
その一方で、「経過観察」に回される患者の割合が増えており、検討委員会に公表される検査結果が徐々に意味をなさなくなっている。
 
国立環境研究所の春日文子委員は甲状腺がん患者についても、腫瘍径の分布など、より詳細な手術データを公開して欲しいと要望した。志村部門長は論文で公表すると釈明したが、春日委員は、「論文で発表することも大切だが、この検査は、県の事業として始めたもの」と指摘。県民に公開することを優先するよう釘を刺した。
また、臨床心理士の成井香苗委員は、1巡目と2巡目の比較を早くして欲しいと強調。環境省の梅田珠美環境保健部長は、集まった県民健康調査のデータな活用する必要があり、いつ集計するのかと指摘した。

「過剰診断論」
大阪大学の高野徹氏が、検査によって人権侵害が起きていることを受け、星座長は今後の検査のあり方について議論したいと切り出した。
対し、清水委員は、「被曝という背景因子があり、検査は続けるべき」と発言。事故の影響かどうかを調べるためには、検査を継続する必要があるとの見方を示した。
県民の声を反映すべきという意見は、春日委員や福島大学の富田委員も言及。富田委員は、「ここに出てくる資料はすべて違和感がある」「裁判であれば、一番重要なのは当事者の声。県から調査があっていいと思うと指摘した。
(抜粋)



『4年も前の2014年8月の「一巡目」(スクリーニング検査)終了で判明した恐ろしい真実』

チェルノブイリでもフクシマでも同じで原発事故の放射能被害ですが単純な原発からの距離に比例せず、その時の風向きとか降雪、地形など色々な条件によって大きく左右される。
小児甲状腺がんの検査で検討委は、福島県を大きく三等分。最初に調べた白枠の『平成23年度』検査実施市町村(13市町村)とは、一般人が立ち入り禁止になっている双葉町や大熊町、浪江町、飯館村などの最も放射能汚染が酷い地域だった。
二番目に調べた緑枠の『平成24年度』検査実施市町村(12市町村)とは、中通り地域の福島市や郡山市などの福島県内で二番目に汚染が酷い地域である。
残りの『平成25年度』の34市とは、会津若松市やいわき市など福島県内の比較的汚染度が低い地域で、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、東京都とそれ程大きな違いが無い地域である。
福島県内で最初に甲状腺を調べた『平成23年』とは、福島第一原発が大爆発して放射能を大量に放出した2011年。福島県立医大の山下 俊一や鈴木真一らは、最初からフクシマの放射能で膨大な数の小児甲状腺がんが発症すると知っていて意識的に調査区域を線引きすることで、市民がパニックにならないよう『時間稼ぎ』をしていた。
4年前の1順目終了時点で、放射能の影響で小児甲状腺がんが大量発生している事実は明らかだったのである。

『二順目検査では、分母に胎児を含めることで「水増し」したが、』

一巡目検査の対象人数は36万7千672人である。ところが、二順目検査の対象人数は38万1千244人と1万3千572人も増えていたが、これは事故当時に胎児だった子供たちを検査対象に含めたからだった。
そもそもIAEAやWHOなど関連国際機関が原発事故の放射能被害として小児甲状腺がんしか認めていない原因とは、1986年のチェルノブイリ事故での健康被害で急性白血病などが多発したが、それらは放射能以外の原因でも発症する。ところが小児甲状腺がんではレベル7の核事故時に自力で呼吸していた子供たちだけが発症した(自分では呼吸していなかった胎児は小児甲状腺が発症しなかった)事実に由来していた。
福島県検討委検討委が検査対象に胎児だった子供たち1万3千572人を含めた理由は『親切心』ではなく、水増しで分母を大きくして少しでも誤魔化そうとしたのである。

 

検査の信頼性揺らぐ!2018/7/7 共同通信社

$
0
0
『福島の甲状腺がん集計漏れ11人』  『検査の信頼性揺らぐ』2018/7/7 共同通信社

東京電力福島第1原発事故の後、福島県が県内全ての子ども約38万人を対象に実施している甲状腺検査で、集計から漏れていた甲状腺がん患者が11人いることが7日、関係者への取材で分かった。事故当時4歳以下も1人いた。県内で多く見つかっている子どもの甲状腺がんと事故との因果関係を調べる検査の信頼性が揺らいだ格好だ。
福島市で8日に開かれる県の「県民健康調査」検討委員会の部会で報告される。
県の検査は2011年度に開始、今年5月から4巡目が始まった。これまでがんと確定したのは162人、疑いは36人に上る。

『台所で「ゴキブリが1匹見つかった」ということは・・・・』
★注、
原発4基が暴走した未曾有のフクシマのレベル7の核事故後に、小児甲状腺がんのエコー検査を行っていた福島県検討委(福島県立医大)の統計漏れが発覚。(去年の3月に外部の民間団体の統計漏れの指摘を受けていた検討委が1年4ヶ月も先送りしていたが、やっと今回その事実を認めた)
『検査の信頼性揺らぐ』(2018年7月7日)とのタイトルの共同通信社の記事は衝撃的だった。
この11人もの集計漏れですが県外など無関係な医療機関を受診していた患者ではなくて、なんと、『灯台下暗し』で県立医大付属病院内での患者なのですから、何をかいわんや。
今まで公開していた福島検討委の統計数字の根本が丸ごと疑われているのですから深刻である。

『小児・AYA世代のがん罹患』更新・確認日:2018年05月30日 [ 履歴 ] 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター

1.小児・AYA世代のがんの罹患率
•2009-2011年の小児がん(0~14歳)の罹患率(粗罹患率)は12.3(人口10万人あたり)。*
•同様に、AYA世代にかけてのがん罹患率は15~19歳で14.2、20歳代で31.1、30歳代で91.1(人口10万人あたり)。*
•これらの罹患率を日本全体の人口に当てはめると、1年間にがんと診断されるがんの数は小児(0~14歳)で約2,100例、15~19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約16,300例と推計される。

* 小児がんは一般的に0~14歳のがんを指す。AYA世代(adolescent and young adult;思春期・若年成人)は15歳から20歳代、30歳代を指すことが多く、ここでは15~39歳)。がんは通常、悪性の腫瘍を指すが、小児など若年のがん統計では良性・良悪不詳の脳腫瘍を合わせて含むことがある。ここでの罹患率は良性・良悪不詳の脳腫瘍を含む。

2.小児・AYA世代のがん種の内訳の変化
•小児期からAYA世代にかけてがん種の内訳は大きく変わる。
•特に女性では20歳~30歳代にかけて乳がん、子宮頸がん、甲状腺がんが増え、その変化が大きい。

●罹患率が高いがん種は順に[全がんに占める割合]*
0~14歳(小児)
1位 白血病[38%] 2位脳腫瘍[16%] 3位リンパ腫[9%] 4位胚細胞腫瘍・性腺腫瘍[8%] 5位神経芽腫[7%]
15~19歳  
1位白血病[24%] 2位胚細胞腫瘍・性腺腫瘍[17%] 3位リンパ腫[13%] 4位脳腫瘍[10%] 5位骨腫瘍[9%]
20~29歳
1位胚細胞腫瘍・性腺腫瘍[16%] 2位甲状腺がん[12%] 3位白血病[11%] 4位リンパ腫[10%] 5位子宮頸がん[9%]
30~39歳
1位女性乳がん[22%] 2位子宮頸がん[13%] 3位胚細胞腫瘍・性腺腫瘍[8%] 4位甲状腺がん[8%] 5位大腸がん[8%]
元データ:小児・AYA世代のがん罹患データ

『がんとの共生ってなに??? 

にわかに国立がんセンターが言い出した「AYA世代のがん」との新しい言葉』 
7月11日(水曜日)付け毎日新聞(朝刊)『くらしの明日』で は、私の社会保障論『AYA世代のがん対策』、『相談窓口の整備急務』赤十字訪問看護ステーション総括所長・秋山正子
と題して、
一昨年12月に見直されたがん対策基本法に基づき、今年3月に「第3期がん対策推進基本計画」が策定された。その中で、今期から初めてAYA(思春期と若年成人)世代のがんが明記された。がん医療の充実とがんとの共生の項目の中で、小児がん、高齢者などのがんとともに、ライフステージに応じたがん対策が取り上げられた。
15歳から39歳までのAYA世代の患者数は、がん患者全体の4%(年間推計約2万1000人)に過ぎないが、若い世代のがんの罹患には、治療法の確立していない希少がんが多く、がんの特性に応じた対策が望まれる。この時期の治療は生殖機能にも影響を及ぼすため個別性に富んだ対応が要求されている。
と書いているが、
『一昨年12月に見直されたがん対策基本』とか、『今年3月に「第3期がん対策推進基本計画」』など誰も知らない。(マスコミが今まで報じていないのである)
なんと、『今期から初めてAYA(思春期と若年成人)世代のがんが明記された。』とあるので今までには無い新しい出来事だった。
ところが、一番驚いたのは、これらは『がんとの共生』の項目の中で、取り上げられた事実であろう。
あの禁断の近藤理論に我が日本国の国立がんセンターが丸ごと、嵌っているのである。
近藤誠医師によると、がんには治るがん(がんもどき)と治らないがん(本物の癌)があり、(放置していても治るので)『がんもどき』の外科的治療は丸々無駄だし、治らない本物のがんの外科手術では初期でもリンパ節など他に臓器に転移しているので無駄。摘出手術では逆に体力を消耗して死期を早めるだけの最悪の行為だと主張した。ところが、当たり前ですが医学界の全員が挙国一致で『近藤理論』を嘲笑、罵倒して一切頭から相手にしなかったのである。(がんと分かってもほぼ何もすることが無いので、もし近藤理論が正しいと大勢の医者が失業する)
しかし近藤誠医師の主張(近藤理論)のメイン部分とは『がんとの共生』だったのですから、今の国立がんセンターは(誰にも知られない間に、密かに)丸々が近藤理論になっていたことになる。(ただし、医学会は近藤理論が正しいとは今でも一切認めていない)

7時間の空白どころか、66時間の空白にも及び腰

$
0
0
「豪雨」被害地域を訪れた安倍首相のSNSに載せられた写真 『安倍晋三首相のツイッター』 2018年07月12日 中央日報日本語版

豪雨の時に飲み会に出席して非難を受けた安倍晋三首相が11日、被害地域を訪問した。安倍首相はこの日、自衛隊のヘリコプターに乗り、5-8日の豪雨で被害が続いた岡山県の河川氾濫現場と浸水地域を視察した。
首相官邸は安倍首相がヘリコプターの中から被害地域を眺める写真をツイッターなどソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて公開した。写真には「岡山の被災地に向かっています。土砂崩れ、河川の決壊。被害の大きさを改めて実感しています」という安倍首相のメッセージも加えられた。また「現場で応急対策に当たる皆さん、被災者の皆さんの生の声をしっかりと伺い、現場主義で、早期の復旧復興につなげていきたいと思います」とコメントした。
これに先立ち安倍首相は豪雨が始まった5日夜、「衆議院宿舎」で同僚議員らと飲み会をしていたことが明らかになり、非難を受けた。当時、一部の地域には避難勧告が出るなど、豪雨による被害がすでに懸念されていた。安倍首相は11-18日に予定されていた欧州・中東訪問を中止し、豪雨への対応に最善を尽くすと明らかにした。
日本政府によると、現在まで把握された豪雨による人的被害は死者176人、心肺停止3人、行方不明者9人という。 .




孫崎 享‏ @magosaki_ukeru · 7月10日
強烈、空白の66時間、ぼうごなつこさん


ニヤニヤとした表情が目立った安倍首相。田中が初動の遅さと酒盛りを追及すると さらに ヘラヘラした。=11日、倉敷市真備町 撮影:田中龍作=

【倉敷・真備町発】安倍首相、被災地訪問 赤坂自民亭に避難住民「頭に来るなあ」2018年7月11日 田中龍作ジャーナル

気象庁が厳重な警戒を呼び掛ける豪雨の中の酒盛りから6日後のきょう11日。安倍首相は河川決壊により多数の死者を出した倉敷市真備町の避難所を訪問した。
住民300人が避難する岡田小学校体育館には、安倍首相の訪問が決まると突貫工事でクーラー10台が設置された。地元ジャーナリストによると、別の避難所で首相は「国がクーラーをつけた」と恩着せがましく語った、という。


「避難所訪問報道」の種明かしをします。水色の防災服(画面下・中ほど)後ろ姿が安倍首相。マスコミ向けに労いのポーズを取り、マスコミは首相側が作る「絵」の通りに報道する。=11日、倉敷市真備町 撮影:田中龍作=

★注、今の日本の報道機関はすべてが安部アンダーコントロールなので何の役にも立たず、メディアとしてまともに仕事をしているのはフリージャーナリスト(田中龍作)だけだったとの、何とも怖ろしすぎるシュールな光景。まさに末世である。



遺体の引き渡し先にアレフを指定 遠藤元死刑囚が執行前に
先週、死刑が執行されたオウム真理教の遠藤誠一元死刑囚が、遺体の引き渡し先に、後継団体「アレフ」を指定していたことが新たにわかった。(フジテレビ系7/12(木)(FNN)

「尊師」刑執行に反対=公判で主張一変―遠藤死刑囚 7/12(木) 時事通信
サリン生成に関与した遠藤誠一死刑囚(58)は、大学で遺伝子工学やウイルスの研究をする中、宗教に傾倒していった。
教団では「厚生大臣」として生物兵器や麻薬などの製造を担った。

Q,遠藤元死刑囚、どんな人物だったのか?
A,オウムの「厚生省」と呼ばれる組織のトップで、生物兵器の材料となる細菌の培養、覚醒剤など違法薬物の製造にあたっていた。
出展 時事通信 7/6(金)



『政府やマスコミが、挙国一致で隠したオウムの覚醒剤』

気象庁が想定外の規模の『記録的な豪雨被害』を警告する中での法務大臣と安倍首相ら自民党関係者の宴会ですが、オウム幹部7人の死刑の前日の前祝だった可能性も十分にある。
北朝鮮の日本人拉致問題だけで首相の椅子を手に入れた安倍晋三としては、青バッジ(救う会)の主要メンバーである住吉会系の暴力団組織の行っていた覚せい剤密売でのオウムとのズブズブの関係が表に出ることが一番困るのである。
29人もの犠牲者を出したオウム教団の犯罪ですが、幹部7人の集団死刑執行直後に新たに27歳の女性信者の殺害疑惑まで飛び出したが、事実なら死んだのは30人ですよ。
これ等のオウム犯罪の一番の特徴とは、尼崎市の連続不審死事件と同じで、被害者とか被害者家族の訴えを警察組織が一切無視して事実上黙認していたことなのです。
なぜ警察は巨悪を見過ごしたのか。間違いなく主導していたのは刑事警察では無くて、公安警察マターだったから警察組織としてオウムには手も足も出せなかったのである。 

『オウムの話から覚せい剤を抜くとは、キムチから唐辛子を抜くようなもの』覚せい剤密造と公安警察の深すぎる関係

そして今の安倍内閣で影の実力者として、表の政治権力を動かしているのが公安警察出身の中村格とか北村滋。裁判所の逮捕令状が出ている強姦犯人でも無罪放免にできる実力があれば、まだ警察の捜査が始まる前の段階だったオウムの覚醒剤の大量製造と密売などを『揉み消す』など簡単なことだったのである
ただし、地下サリンからオウム裁判が始まるまで、マスコミ各社はオウムの覚醒剤を散々報道していたのである。(ところが裁判が始まった途端にマスコミが忖度して沈黙する。マスコミ御用達の有識者達も全員が横並びで沈黙して『無かったことにする』が、いくら何でもこれは無理である。オウムが大量生産した覚醒剤は、たった二十数年前の話なので今でも覚えている人が大勢いる)




新安保条約批准後、内閣総辞職を表明する前日、右翼に刺された岸信介首相

「王道楽土」の夢を支えたのは「アヘン」だった 『阿片帝国日本と朝鮮人』朴橿 (著)、岩波書店 出版年月日2018年3月15日

戦前の日本がやっていたことについては、今もベールに包まれていることが多い。日本と麻薬の関係もその一つ。佐野眞一さんの『阿片王 満州の夜と霧』(新潮社)などで初めて知ったという人も少なくなかったのではないか。
『阿片帝国日本と朝鮮人』(岩波書店)は戦前、日本が関わった海外のアヘン問題を扱っている。それも日本人だけでなく、朝鮮人についても書いている。余り類書のない珍しい本だ。

財政難に苦慮
19世紀末から1945年の敗戦まで、日本が外地で深く広範にアヘンに関係していたことは、知る人ぞ知る有名な話だ。
日清・日露戦争で帝国主義国に成長した日本は、経済・財政基盤が脆弱だった。版図は拡大したが、戦争費用やその後の占領地維持費用に苦しんだ.
内務省衛生局長だった後藤新平は1898年「アヘンを主要財源とし、外債を集めて台湾の拓殖を推進する」と提言(意見書)している。
アヘン厳禁ではなく中毒者に治療上の吸引を認める漸禁主義がとられた。明らかに抜け道がある。
1932年建国の満州国で早々と阿片法が施行され専売公署という担当の役所も設置された。当時の満州国では、歳入予算6400万円のうちアヘン専売による収入が1000万円を占めていた。栽培は許可制で政府に納入し、専売の形で小売人から中毒者に渡る。そこに在満の朝鮮人密売人も動員された。満州国では国民の3%、90万人が吸引者と言われ、アヘンは不足していた。違法栽培、密売が横行し、そこに利権も生まれる。外国の目が届きにくい蒙疆(内モンゴル)ではアヘンの原料栽培が盛んになり、政府予算の20%以上をアヘン収入で支えた。日本軍部の特殊工作の資金も、アヘン利権を通じて生み出された。
アヘンは裏世界ではない。アヘンを軸にした財源づくり、公的なシステムが出来上がっていた。そこに、日本人だけでなく朝鮮人も末端で関与したという。
日本の植民地だった朝鮮でのアヘン生産と朝鮮人のアヘン関与だ。朝鮮人のアヘン・麻薬業者が満州などでは吸飲者に対する「加害者」の立場でもあった。満州国建設時の夢のようなスローガン、「王道楽土」の非情な内実が浮かび上がる。
(抜粋)



1935年の日本のモルヒネ生産量が世界四位。ヘロインでは一位の阿片帝国だった。満州国での岸信介の役割は有名だが、経済的に脆弱な大日本帝国自体が、麻薬ビジネスを積極的に興産した国家でもあった。
満州で麻薬ビジネスに深く関与した岸信介を敬愛する孫の安倍晋三首相ですが、因果は巡る糸車。最大の支持基盤である『救う会』と覚醒剤ビジネスの住吉系暴力団、見て見ぬふりの公安(秘密政治)警察との『関係』は最大のタブーとして現在も封印されているのですから怖ろしい。


安保理(アメリカ)北朝鮮制裁が事実上終了 

$
0
0
『51品目 北朝鮮制裁除外求める、韓国政府が安保理に』7/14(土) 6:47配信 TBS News

北朝鮮制裁をめぐる新たな動きです。韓国政府が「南北軍事ホットラインを再開させるため」として、ガソリンなど51の品目について輸出禁止の対象から除外するよう国連安保理に求め、承認されたことがJNNの取材で分かりました。
韓国政府は11日、国連安保理の北朝鮮制裁委員会に対して51品目のリストを提出し、北朝鮮への輸出禁止の制裁対象から一時的に除外するよう求めていたことがJNNの取材で分かりました。
リストには、軽油やガソリンなど燃料のほか、SUV車やバス、トラックなど自動車も含まれています。これらについて韓国政府は、「南北の軍事当局者の間で連絡を取り合う通信設備を整える目的に限って使う」と説明しています。
このリストについて、安保理の北朝鮮制裁委員会が14日未明までに、制裁除外を承認したことも明らかになりました。安保理理事国のアメリカも含め、反対意見は出なかったということです。
今年4月の南北首脳会談では、南北軍事ホットラインの再開も合意されていました。
7/14(土) TBS系(JNN)



『いよいよ4・27「板門店宣言」や6・12「米朝合意」(第二次世界大戦の最終的な戦後処理)が本格的に動き出した』

一度動き出した歴史の歯車(最終的で公正な第二次世界大戦の戦後処理)は誰にも止められない。
策士中の策士であるキッシンジャーの助言で外交政策を行っていると噂されているドナルド・トランプ米大統領ですが、尊敬しているアメリカ大統領としてニクソンではなく軍拡や『悪の帝国』など強硬路線のレーガンの名前を上げているので、歴史的な6月12日の米朝首脳会談後にも大どんでん返しの『斬首作成』(アメリカ軍による北朝鮮奇襲攻撃)を頭が空っぽで目が節穴の低能ネットウヨは今でも期待しているらしい。
マスメディアや有識者の全員が、ソ連の唐突な崩壊での冷戦終了に注意が向いていて、たぶん、レーガン大統領の行った最良の政治功績である第二次世界大戦時の日系市民の強制収容へのアメリカ政府の謝罪と補償を軽視している。
ほぼ同じ時期に日本内で起きた事件といえば日本軍従軍慰安婦の強制連行への謝罪と補償の『河野談話』(1993年8月4日)がである。
両者は第二次世界停戦の戦後処理という共通項があったが、河野談話の慰安婦の強制連行と日系人の強制収用とはコインの裏表の関係にあり、アメリカは正式に米政府の名前で謝罪と補償を行って成功する。対照的に日本では安倍晋三など右翼の反対で原資は政府資金だが名前が民間基金なので大失敗に終わって今では少女像が乱立する事態に、…それ以上に大問題は朝鮮半島では第二次世界停戦の戦後処理がまったく終わっていなかった。
自分の名前を歴史教科書に残すとの野望を持っているトランプは、永久に今の朝鮮戦争休戦レジームを続けたい日米韓の保守派(エスタブリッシュメント)を過激な北朝鮮奇襲攻撃で恫喝して沈黙され、代わりに歴史的なシンガポールでの米朝和解に持って行った。6・12米朝合意の意味とは、中途半端に終わったレーガンの第二次世界大戦の最終的な戦後処理であると思われる。
今回もしWWⅡを正しく終わらせることが出来れば、半世紀前の(ニクソンとキッシンジャー)1970年代のベトナム戦争終了よりも、トランプ大統領の朝鮮戦争の終了の方がはるかに大きな意味を持っていることになる。



国連人権特別報告者「北朝鮮従業員の一部は韓国に行くことを知らなかった」2018-07-10 ハンギョレ新聞社

キンタナ国連特別報告者、従業員一部と面会 
朴槿恵政権の「企画脱北」疑惑の一部を公式確認 
「韓国政府の徹底かつ独立的な真相究明を要求」
国連北朝鮮人権特別報告者が10日、2016年4月に韓国に来た中国寧波の北朝鮮レストラン(柳京食堂)従業員たちと面会した後、「(従業員のうち)一部はどこに行くかも分からないまま、韓国に来た」と明らかにした。
柳京食堂の従業員らが韓国に向かった当時から、北朝鮮はもちろん、国内でも持続的に持ち上がってきた朴槿恵(パク・クネ)政権による「企画脱北」疑惑を、国連北朝鮮人権特別報告者が一部ながらも公式に確認した。
トーマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権特別報告者は、「大韓民国政府に対する私の提言は、最大限速やかに徹底かつ独立的な真相究明と調査を通じて、責任者が誰なのかを究明すべきということ」、「彼らが中国から自分の意思に反して拉致されたのなら、犯罪と見なされ得る」し、「この事件をめぐる犯罪の可能性を調査することは、韓国政府の義務であり責任」だと強調。
「彼らが韓国に来た経緯に、一部説明できない部分があるのは明らかだ」、「彼らがどこに向かっているかに関連し、騙されたとも言える」。ただし、脱北の従業員12人全員ではなく、一部と面会して得た情報だ。

民弁は、脱北した柳京食堂の支配人および従業員2人と共に、4日午前、ソウル国連人権事務所で、キンタナ報告官と1時間10分面会し、「(彼らが)勤務地を変えると言われ、指示に従って移動した後、韓国に集団入国した経緯を詳細に供述」した。
「従業員2人は『政府が従業員らを欺瞞し、翌日集団入国の事実を発表してマスコミに大々的に報道させたことで、従業員らが外部との接触を避けるようになった』と話した」。
キンタナ報告者が「北朝鮮への送還の主張に対する当事者の意見」を訊くと、「従業員らは韓国政府が徹底した真相究明を行い、責任を認めれば、すべてのことが自然に解決するだろうと答えた」。従業員らはキンタナ報告者に「娘や家族のことだと思ってこの問題に取り組んでほしい」と要請した。
北朝鮮レストランの従業員らの拉致疑惑は、統一部が集団脱北を発表した2016年4月から起きていた。
今年5月、集団脱北を率いた柳京食堂の支配人H氏が「国情院側の指示を受けて目的地を知らせないまま、従業員たちを連れて脱北した」と発言し、拉致疑惑が再燃した。
H氏の証言で、統一部は「新しい主張が出た。事実関係を確認する必要がある」としたが、しかし、キンタナ報告者の記者会見後、統一部当局者は「(脱北女性従業員らは)自由意思により入国したと聞いており、それ以外に追加で申し上げることはない」と、口を閉ざした。
(抜粋)
2018-07-10ハンギョレ新聞

『中国の北朝鮮レストラン女性従業員たちを集団拉致した韓国情報部(KCIA)』

韓国情報部による2年前の集団拉致事件を時系列に整理すると、
2016年4月5日、北朝鮮系レストランのホ・ガンイル支配人は女性従業員らに『新たなレストラン展開のための視察に行く』と見知らぬバスに乗せた。(現場には韓国情報部(国情院幹部のチーム長)が目撃されている)
女性従業員12人とホ支配人を乗せたバスは陸路で上海まで移動し空路でマレーシアへと飛んだ。事件発生から2日後の4月7日、13人は韓国の仁川空港に到着し、翌日(事件発生から3日後の4月8日)韓国統一省は実名で『13人が集団で脱北』と発表し、もちろん韓国や日本の保守系メディアは『これほどの大規模な「脱北」は初めて』と大きくと報じたが、何故かその後が何もない。報道したくても都合が悪すぎて報道出来ないのである。

『選挙に利用したが大失敗して恥をかいた韓国政府(パク・クネ大統領)』

韓国では大事な選挙前になると必ず『北風』が吹き、悪質極まる軍事政権が延命されてきた長い暗黒の歴史があるが、この時も同じで韓国政府が異例の超スピードで『集団脱北』を大々的に発表した日付が4月8日だった。
明らかに政権側の露骨な選挙対策なのである。
集団脱北発表の5日後の4月13日韓国総選挙(定数300議席)では、選挙前から与党セヌリ党の大苦戦していたが、結果は過半数にも届かない122議席の惨敗で、院内第一党の座を失っている、
北朝鮮バッシングで横並びの日本のマスコミとは大違いで、韓国では野党系のハンギョレ新聞が政府直属の諜報機関(国情院)による12人の集団拉致の卑劣な手口を詳しく報道したことが大きく影響していると思われる。
ハンギョレ新聞ではホ支配人と国情院(KCIA)との関係が詳しく報じられているが、マレーシア経由の渡航費用の全額がすべて韓国政府(国情院)から出ていることが明らかになっている。
普通の政府発表は脱北者には仮名を使うがこの時は実名。脱北者の行政手続きは短くて数週間、長いと数カ月かかるが1日で完了し、韓国へと入国している。しかも支配人以外の12人は韓国メディアに一切登場しない。
5月13日韓国の「民主社会のための弁護士会」(民弁)は、国情院に12人との面会を求めるが拒否。その後12人の人身保護救済などすべてを拒否。とうとう国連まで動き出したが矢張り韓国政府は一切無視して押し通した。

2016.07.08 ハンギョレ新聞『集団脱北の北朝鮮元従業員で国連が調査 韓国政府は接見を拒否』

韓国情報部による集団拉致事件の発生から3か月後の2016年7月には国連の人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、脱北した女性従業員12名との面談要請を行うが韓国政府が何度も拒否。彼女たちと外部との接触を一切遮断。事実上軟禁状態に。いよいよ拉致疑惑がより深まっている。
北朝鮮にいる女性従業員の親たちが4月に国連の人権高等弁務官と人権理事会(UNHRC)議長に救済を求める書簡を送ったことから国連人権高等弁務官事務所による、家族の『韓国情報部の拉致』との言い分を調査するため北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を非公式に訪問している。
とうとう日本でも2016年8月25日に『北朝鮮「12人の美女が韓国に亡命」報道への、ぬぐい切れない疑惑』(現代ビジネス)は『集団脱北』が、韓国の大統領直属の情報機関『国家情報院』(以前の中央情報部KCIA)による『集団拉致』だったと報じている。(ただし日本の与野党や新聞社テレビ局などマスメディアは一切沈黙したままだった)



『明らかに内部告発(パク・クネ政権の最側近)だった唐突に勃発した40年来のお友達(女シャーマン)の国政壟断疑惑』

2016年10月に欧州でゴミとして捨てられていた韓国大統領最側近のパソコンから大量の機密文章が流出して韓国最大の企業であるサムスンからの違法献金疑惑が発覚する。
早くも12月には与党セヌリ党からの大量の造反があり、予想外の大差でパク・クネ大統領弾劾が可決され、2017年3月には憲法裁判所での罷免から逮捕投獄とほぼ一直線で突っ走る。(この間に起こったのが神経剤VXにより北朝鮮トップの異母兄暗殺だったのですから、普通に考えれば韓国情報部による猫だまし。苦し紛れの妨害工作である)
2017年5月には圧倒的な支持率で野党系の文在寅(ムン・ジェイン)政権が成立する。
2018年4月27日には北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と南朝鮮(韓国)の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が38度線の板門店で首脳会談を開くが、これはあくまでも前座。6月12日には歴史的は米朝首脳会談が開かれた。(その翌日に行われた韓国の統一地方選挙でムン大統領派が圧勝し、対照的に旧政権党が崩壊状態に陥る)
米朝首脳会談の1ヶ月後には韓国情報部が今までかたくなに拒否していた北朝鮮レストラン女性従業員12人との面会を、今回たとえ2名でも認めたのですから画期的な出来事である。


去年の2017年5月時点では週刊誌とか日刊ゲンダイのような比較的信用度とか権威が低いメディアが安部晋三お友達記者の準強姦『もみ消し』事件を報じていた。政権のスキャンダルとしてはお友達記者の準強姦事件より、安倍政権の『もみ消し』疑惑の方が桁違いに重大である

巨大なガラパゴス島である我が日本国でも、1年以上前の2017年2月には安倍夫妻が心酔する教育勅語での幼稚園教育など爆笑(コスプレ右翼)森友学園とか、同じく安倍晋三の40年来のお友達による獣医学科新設の加計学園疑惑。5月には安倍お友達記者の準強姦逮捕状もみ消し事件と、日替わり定食のように毎週毎週新しいスキャンダルが発覚して国会が火の車状態に陥って審議不能に。(多分、これらの安倍スキャンダルと韓国のパク・クネ大統領のスキャンダルは連動していて、仕掛け人は何れもアメリカの可能性が高い)
破れかぶれの安倍自民党は進退窮まった10月には北朝鮮の大陸間弾道弾が宇宙空間を飛んだことを理由にJアラートで有権者と恫喝して解散総選挙に打って出る。小池百合子の希望の党とか野党第一党の民進党の前原誠司のお蔭で自民党は300議席を維持するが、すべては2002年の小泉純一郎のピョンヤン電撃訪問から延々と続いている日本人拉致問題での北朝鮮バッシングのお蔭なのです。日本(安倍晋三)は拉致問題一本で全ての政治を動かしていたが、40年以上前に日本人十数人が関係していた歴史的な話。世界から見れば七十数年前に日本が朝鮮人を数百万人強制連行した方が大事件であるが、この事実に日本人では頭が働かない。
ところが、今回は韓国情報部が中国の北朝鮮レストラン従業員12人が拉致したことが発覚した。
8月15日の『玉音放送』で今までの正誤や善悪が180度引っくり返ったような話で、1945年の第二次世界大戦の終結のような地球規模の大変革が密かに進行中らしいのである。


とうとう今年の6月には世界で一番信用力とか権威が高いイギリスのBBCが安倍晋三のお友達スキャンダルを『日本の恥』と世界中に報じるまでに事態は悪化していた。(6月28日BBC)

“shame” といえば「恥」を指す単語だが、なかなか日常会話で使う機会が少ない。
“shame” って何?
•Shame on you!
「恥を知れ!」
•She felt shame for her lies.
「彼女は自分の噓を恥ずかしく思った」
このように、道徳に反することやバカなことをしたときの「恥ずかしさ」や「罪悪感」をあらわすときに使われます。今回の“shame”はsecret(秘密の,内密の)までついているので最高グレード。
(“That's a shame.” の場合は「恥だね」ではなく、「残念だね」の意味になる)



Viewing all 2088 articles
Browse latest View live